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やんごとさんのJKと淫行教師2 ~痴漢電車編~の長文感想

ユーザー
やんごと
ゲーム
JKと淫行教師2 ~痴漢電車編~
ブランド
ブルゲLIGHT
得点
30
参照数
1209

一言コメント

抜きゲーとして評価。前作同様、汚っさんが活躍する話。続きものでは無いので前作やってなくても問題なし。絵もシチュも粗い。前作からの進歩と言えば、選択肢に応じて展開に若干の変化があるくらい。それも選択肢と展開に大した相関関係を見出せない。疾風の駆け足展開と薄口シチュ。募る置いてきぼり感。

長文感想

<絵>10/30点、<設定>20/30点、<キャラクタ性>0/20点、<システム>0/10点、<クリア後>0/10点
(*他の低価格製品同様、低価格だからという事での加点はせずに評価しています)

■特殊属性
特殊属性情報(あり=属性持ち向け。少しあり=苦手な人でも耐えられる内容。)
陵辱=少しあり。即堕ち。朝出会って放課後にはいいなり。
ビジュアル面では汚男要素はほとんど無いので汚男嫌いでも安心の内容。くそぅ。



■消化不良
前作同様、いや前作以上に絵が描き込まれていない。
前半の電車内でのイベント絵はまだ使えるものの、物語を追うごとに雑になっていく。

例えば勝気なヒロインが変態教師に脅されて教室内で自らスカートをめくる絵など
下腹は曲線が少なくお年寄りのオムツみたいだし、昔のエロマンガみたいに表情が無いしで使い物にならない。
絵が上手いとか下手とか関係なしにエロくない。

しがないキモ男教師が自校の女子生徒を良い様にする展開は前回同様。
但し、CG中での主人公の変態教師の存在感が薄く、ビジュアル的にはキモ男だろうがなんだろうが
関係無くなっているため、前作よりも汚男成分は減少している。

汚男スキーから言わせて貰えば、美醜ありえないカップリングで親(ちか)しく肌を重ねるのが見てて愉しいのに
対面座位で密着するのが1シーンだけとは・・・。



■まとめ
前作から1人増え、内気・勝気と2種類のヒロインが登場するが、その分1人当りのシーンが少なくなっており、
掘り下げが足りない。そのため単に場当たり的な陵辱だけでなく、堕ち後も楽しみたいという層には薦められない。

シーン数は実質16(登録数は17だが「優莉亜電車痴漢」は除く)。
内気ヒロイン(花純)7、優莉亜6、自宅ハーレム1、電車内ハーレム2。1シーンに概ねCG2種。
汚い自宅が舞台という前作のコンセプトは気に入っていたのに、自宅はほとんど無し。
キモ男と言えば自宅じゃないの?



個人的には反復利用性が低く非常に不満。
最近は2,000円弱でも優秀な抜きゲをちらほら見かける。個人運営の同人サークルと商業では前提が違うとは言え、
エロゲデフレの中、この出来でこの値段では太刀打ちできないのではないだろうか?