NTRゲーとして評価。前作『いつのまにか彼女は』のコンセプトを活かしつつ、より性的に積極的なヒロインで描いた良作NTR。個人的には『いつのまにか彼女は』に軍配をあげるが、実際には甲乙付けがたくどちらの評価が上かはそれぞれの好みによるだろう。NTR属性無しでも人妻スキーなら是非プレイしてもらいたい。但しエロシーンを単体で見るとかなり薄めなので注意。(ネタバレ度・無~小)
<絵>13.3/20点、<設定>20/30点、<キャラクタ性>15/30点、<環境>10/10点、<クリア後>10/10点
(*他の低価格製品同様に、低価格だからという事での加点はせずに評価しています)
装備推奨な特殊属性・・・イケメン寝取られ、ショタ(性悪美少年受け)
その他属性情報・・・ガチ陵辱無し、複数戦無し、ボテ・出産無し、スカ無し
絵は『いつのまにか彼女は』から引き続き綾瀬はづきさんが担当。
大きな変化は無いが、デザイン・塗りとも『いつのまにか彼女は』よりも丁寧に描き込まれている印象。
ヒロインの可愛らしい造形は今作も健在。
純粋無垢な子が・・・というのが前作の秀作NTRモノ『いつのまにか彼女は』であったが、
今作では人妻がヒロイン。前作と大きく異なるのが性的に積極的で、潜在的ビッチという設定。
愛情にあふれた夫=主人公との幸せな家庭であるものの、
性的に慎ましやかな夫婦生活に実は物足りなさを感じている・・・というスタートで
思わず「話は聞かせてもらったぞ! 家庭は滅亡する!」(ガラッ)なとと呟いてしまいそうな人妻NTRの王道設定。
どうしても共通点が多い前作との比較は避けられないが、
NTRモノとしての出来は甲乙付けがたい良作に仕上がっている。
特に、日常パートの「そぶり」で煽る不安感は大きな見所になっている。
夫婦という設定ならではの、生活の中から立ち込める不義密通の臭いへの不安を感じさせる描写は秀逸で、
この点では『いつのまにか彼女は』に優るとも劣らないものがある。
個人的には、悪い男に手篭めにされて色々教え込まれる・・・というヒロインの変貌著しい前作をより高く評価したいが、
あくまで2作の差は「嗜好のちがいによる」という範疇である。
性欲をもてあます人妻が溺れていくという展開が好きな人とってはこちらに分があるだろう。
ただ所々、年上の余裕に満ちたヒロインに寝取り男すら性的に手玉にとられる「女性優位」展開も散見するので、
この点はNTRスキーにとって好みの分かれる所か。
シナリオ消化後に、本編では見ることの出来なかった情事を妻視点で、種あかし的に見ることができる(回想モード)
という前作同様の特徴も健在。これが女性視点ながらも寝取られ感向上に資すところが大きい。
コンプがやや難しすぎる、エロシーン単体で見ると薄口すぎるという欠点も前作から引きずっている。
システムについては、いつものディーゼルマイン。
音声は文章進めても止まらず。右ワンクリックで枠消し可。
その他、ロードするとバックログも再生されるのでプレイ復帰がスムーズ。
セーブデータ削除機能なども揃えており手堅い。
但し、男声OFFしていても男声パートに差し掛かると女声が止まるのが地味に不便。