抜きゲーとして評価。ある朝、目が覚めるとグレゴリー・ザムザは触手になっていた・・・
<絵>30/30点、<設定>10/30点、<キャラクタ性>10/20点、<システム>0 /10点、<クリア後>0/10点
(*他の低価格製品同様に、低価格だからという事での加点はせずに評価しています)
必須装備属性・・・陵辱、触手、HR
推奨装備属性・・・巫女、NTR、姉
満たされない属性・・・輪姦、出産
淫妖蟲 悦など注目の新作数タイトルで見られるプロットに似た展開になっており、選択肢の積み重ね次第で、主人公が自分に
巣食う魔王を克服する「純愛ED」や「ハーレムED」や、共存を選ぶ「ノーマルED」、はたまた魔王に身体を乗っ取られる「鬼畜ED」の
4種が待ちうけるマルチ転結構成。
幸不幸の割合は50-50といった所か。この割合だが、触手・HR・陵辱という路線が嫌いな人はこのゲームを購入しないと思
われ、このゲームの購入層にとっては幸福展開側に偏重気味なのは否めない。
選択肢は2~3つだが、ダミーを除けば下を選べば選ぶほど鬼畜コースに入るため、不幸展開を渇望する同志変態諸君は
下へ下へと鋭意潜行されたし。
これは個人的嗜好や要望に基づいた意見になってしまうが、触手陵辱を好む層には、おもろ可愛い小動物が頑張るギャップ表
現や、頬が落ちそうな幸せ一杯EDの需要は決して大きくないと思われ、期待の新作を予定しているThinkerbellさんやLusterise
さんには、そうした要素を織り交ぜる際には、ユーザが期待する悲壮感や、率いては作品に求められている雰囲気そのものを損
ねるリスクの大きい事を常に意識して頂きたいと思う(決してそういった展開を全否定する訳では無く、運用に細心の注意をと
いう意味です)。
プレイ動機は『神楽道中記』が予想通り一筋縄では抜けない作品だったため欲求不満から(面白いのに・・・)。書籍の「タイ
トル買い」ならぬ、DLサイトでの「サンプル画像」買い(まぁどのみち衝動買いですね)でポチっと。
<絵>・・・エロゲにしては線の細い(漫画の絵に近い)のが新鮮でした。安易に脱衣させない点(この点は好みが分かれるかも)や、
このメーカの見所でもあるゼラチン汁の表現がエロくて、低価格ながら質・量共に手抜きは感じられず、私にしては珍しく絵だけ
で抜けました(+20点)(+10点)。\2,000以下という価格を考えると高いコストパフォーマンスかと。
<設>・・・各Hシーンでは選択肢によって緋依の意に反して触手を交える事が出来るなど抜ける展開ながら(+20点)、上記した通
り幸不幸のバランスの悪さが×(▲10点)。
<キャ>・・・H時の会話が若干粗かったものの、緋依(cv.青川ナガレさん)の声が非常に魅力的でした(+10点)。
<シス>・・・可愛い声だけにクリックで進めると音声が止まるのが×(▲10点)。姉が個人的にはどうでもいい存在だったのでキャラ
毎に声量を設定できるのが○(+10点)。
(その他追記情報)
・CGが増える演出追加パッチがOHPで無償配布されているので、購入と同時に必ずDLしましょう。
・魔王ザーメンってラーメンみたいで笑っちゃいました。