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めいせいさんの俺たちが死んだ夏、天使のいた三日間。の長文感想

ユーザー
めいせい
ゲーム
俺たちが死んだ夏、天使のいた三日間。
ブランド
Check&Stripe
得点
80
参照数
232

一言コメント

1ルート1時間、エンド2つ。短さに反して上手く纏まっていると感じた。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

タイトルからはセカイ系を連想しますが少し違いますね。
暗い過去を抱えすっかり世間を見る目が冷めた主人公と、重い病で人生を諦観してしまった夏海が自称天使の仲介で出会い、3日後の世界の終わりまで全力で今を楽しむ物語です。
決して同人としても長くはないボリュームですが、ヒロインを一人に絞ったのが功を奏したのでしょうか、二人の過去や3日間一緒に生活する中での心情の移り変わりを丁寧に描けていると感じました。
テキストも読みやすくさくさくと進めることが出来ます。
その反面短さからか天使など不明瞭な点も残りました。
あとエンドは2つありますが攻略出来るヒロインは夏海のみです。柚季攻略したかった・・・無理ですねはいw
その他バットエンドが3つあります。攻略は最後の選択肢の出現が少し難しいかなと。
ヒントが公式のブログに乗っていますので参照してください。


絵は葉山トキさん。所々崩れが見受けられましたがキャラクターデザインは好みです。
どころなくケロQ系列の絵に近いような印象を受けました。
CGは20枚、鑑賞モードは3シーンです。本番は夏海のみ。

音です。
主人公以外フルボイスですが、声のほうは今ひとつですね。
柚季の声は良かったかも。
BGMは10曲、ボーカル曲は1曲です。
ゲームの長さを考えると充分な曲数ですね。良い曲が多く商業作品にも引けをとらないクオリティだと感じました。

システム。
ディスクレス可、デフォルトの設定だとBGMの音量が大きく、ボイスが小さいのでやや不釣り合いです。調整出来ますので問題はありません。
バックログの音声巻き戻し が不可ですが、環境周りは最低限は整っており不便さは感じませんでした。ボイスカットの調節などは有りません。
鑑賞モードで音楽を再生した状態でタイトル画面に戻っても音楽が再生されているのも嬉しいですね。
意外と実装されておりませんので他社も見習って欲しいところです。