透明感のある鬱ゲー
ストーリー自体は重くて暗いはずなのに、ダークというには透明感のある美しい世界観と文章。
内容もグロテスクなのに耽美さを感じてしまうあたり、文章や絵や音がきれいだからだと思われる。
いろいろとエンディングはあるが、全てがすっきりキレイに終わる予定調和のようなエンディングを用意せず、救われない部分を残して終わる結末ばかり。それを受け入れられれば、物語としてはよく出来ているし、サスペンスもの、推理ものとしても十分に楽しめる作品。
さすがはInnocent Greyというべきか。