キャラゲーの1つの完成形
とにかく笑えるポイントが多く、その上で主人公とヒロインがお互いを思いながら成長していくというド直球の魅力がこの作品の最大のポイントだと思う。
なんの捻りもファンタジーもない学園モノだけど、真正面から純愛を描きつつ退屈を感じさせない力作。
これもまた、作りこまれた世界観や最後にどんでん返しがあるシナリオゲーとはまた違う方向でエロゲーの最高峰作品の1つとなって欲しい。
砂吐きそうなくらいなイチャラブゲーが好きな人には是非やってみてもらいたい。
≪キャラ≫
立ち絵は正直好みで良し悪しが分かれると思う。ラブラブルの絵はちょっと苦手だったけど、今作の絵はホンワカしつつうまくなってて個人的にはいいと思った。
無駄に攻略キャラが多くなく、キャラの立った4人を深めに攻略できるのは◎。
特に理奈とゆずゆのシナリオはバカップル過ぎて悶えまくった。
≪シナリオ≫
主人公が終始笑える&良い奴で、質の高いイチャつきを終始眺められるのが良かった。
お決まりの 付き合う→過去のトラウマとかのシリアス→2人で解決 みたいなのはなく、ちょっとずつ成長しながら物語を最後までイチャラブで盛り上げてくれてテンション高いまま見れた。
とても良いシナリオだっただけに、欲を言えば夏休みや文化祭くらいまでは描いて欲しかった。
≪システム≫
プロローグ後の日常会話で好感度を上げていくのが少し長くてつらい。
無印「マジ恋」みたいにもう少し濃い内容の個別会話を数個選択→個別√へ、みたいな感じのほうがよかったのかも?
≪BGM・声≫
ラブラブル同様のギャグ色強いプロローグのあとに真里歌さんの落ち着いたOP最高っす。
作品中のBGMは普通かな。
声優さんは中堅所4人を使ったことで変な先入観なくヒロインを見れた。
≪UI・その他≫
普通。特に問題なし。