どうして僕らは女装主人公にハマってしまうのか
ここ最近の中でも特に面白かったです。
メインヒロイン達だけでなくサブキャラ達も良い意味で個性的なキャラをしており、好感が持てます。
なにより主人公である朝日がかわいい!(男ですが) 周りが朝日の魅力に引き込まれて、朝日中心に物語が動いていくようになる流れがとても楽しめました。
得点には加味していませんが、続編の『乙女理論とその周辺』についてくるアペンドディスク(朝日フルボイス化)を使うとさらにGood。
今まで服飾という題材のゲームをやったことがなく、デザイナーやパタンナーとしての働きや苦悩なども描かれていてそちらの面でも楽しめました。
こういうゲームをやって「服飾関係もなんか面白そうだな~」とか思いながらプレイするのもADVの醍醐味かと思います。
(一応)学園物ではこういった何かに打ち込むという要素が重要だったりしますが、この作品ではその服飾部分で手を抜かずに物語の中心に置いているからこそ最後まで楽しめたのだと思いました。
唯一惜しいと思ったのが、湊ルートで服飾とは関係なくなっていること。
湊自身は魅力的で急成長を遂げた会社の娘という設定も生かしてはいるのですが、折角湊に「装飾品等の小物を作るセンスがある」という設定があったので、そちら方面での展開であればよかったのに・・・と個人的に思ったりします。
とはいえ絵・歌・設定・テキスト全てにおいて高いレベルにあり是非オススメしたい作品です。
別作品になりますが続編の『乙女理論とその周辺』のアペンドディスクについてくるつり乙アフターストーリーも楽しいので機会があれば是非触れて欲しいと思います。
長文失礼しました。