この作品に出会えて良かったです。
サクラノ詩、サクラノ刻をプレイして
喜怒哀楽たくさんの感情が沸きましたが
まとめると
この作品に出会えて良かったなって思います。
また、前作を忘れないうちに
プレイできたのは運がよかったです。
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良かった点①:シナリオの流れと完結の仕方が綺麗だった。
とくに圭の過去から完結までのシナリオが
素晴らしかったです。
苦痛も伴ってこそ感じられる幸せについて
私はあまり考えたことがなかったので
前作のTRUEは最高の終わり方ではないのではないかと思っていました。
しかし、今作をプレイした後なら最高であったと感じます。
サクラノ詩では草薙直哉の生き方が心に残りましたが、
サクラノ刻では直哉を中心に行動するそれぞれの登場人物たちの
芸術家としてのありかたや生き方を強く感じるシナリオでした。
特に圭の生き方が一番心に残っていて
圭が直哉に追いつくために、直哉が絵を描くために
どう成長して、どう生きて
あの作品を描いたのかを知り感動しました。
また、長山香奈と勝負をする場面で描かれる
長山香奈の生き方、人柄も大好きです。
良かった点②:イラスト、CGが良すぎる
いままでやったゲームの中で群を抜いて一番良かったです。
特にいぬきらさんの描く心鈴や稟・雫、里奈のイラストがお気に入りです。
この作品だけは電子版でなく現物で欲しいと思い、
初回限定盤を買いましたが、この判断をして本当に良かったと思います。
素敵なイラストをありがとうございます。
良かった点③:キャラクターが魅力的
前作以上にキャラクターの魅力が出ていたと思います。
今作で特に好きになったキャラクターは以下のキャラクターです。
・圭
師から教わった喜怒哀楽を表す人間性や生き方が好きです。
草薙健一郎から圭、
圭から心鈴の師弟の関係性も好きです。
・心鈴
全体を通して、ヒロインの中で一番魅力的でした。
個別ルートがあったのも感謝です。
・里奈
前作以上に思うところがありました。
長山香奈と勝負するシナリオもとても良かったのですが、
個人的には里奈の今までの思いを考えると
直哉と戦ってほしかったです。
・長山香奈
良かった点①で言った通り、
お気に入りのキャラクターです。
・麗華
今作の真琴の個別ルート、Ⅳ、Ⅴを通して
学生時代からの信念や生きかたを知って
好きになりました。
前作の真琴ルートでの麗華の結末に
あんな理由があるとは思いませんでした。
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悪かった点はほぼありません
ストーリーは終盤(伯奇の水で血を吹きながら絵を描く部分あたり)で
多少ファンタジー要素が強引にありちょっと引きましたが、
前作からの設定を考えるとアリな気がしています。
前作より、ゲーム内の絵画の作品が分かりやすく入れられていて
それについても良かったです。
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私は、これをプレイして
人生への向き合い方を考えさせられました。
何かできるかは分かりませんが
自分のやれることをやってみたいと思わせるパワーがこの作品にはありました。
素敵なゲームをプレイできて良かったです。