ヒロイン毎のルート分岐がある分、1ルートあたりが薄味になるんじゃないかと危惧していたがそんなことは一切無く大満足。
リードされる93点・リードする87点ぐらい。
する側にも良い場面は少なくないが、ヒロインの内面までは踏み込めてない感じがする。
される側のほうがより信頼してくれてるように感じるので、こちらの方がストーリー的にも好みかな。
難点は所々雑な面が目立つ事。
テキストでは私服に着替えたはずの先輩がCGでは制服だったり…、混んでるはずの映画館の座席がガラガラだったり…。
誤字も少なく無いのでそういったところはやや残念。
とはいえ、多少のマイナス面が気にならないぐらい絶妙なテンポで進む会話が非常に魅力的な作品。
こういう風に2ルートある作品では、ちょっと会話が変わるだけで大筋は変化無しという作品が多いものだけど、そんなことは無くしっかりと2ルート分のシナリオがある点も◎
HOOKというよりもSMEEっぽいからそちらのファンにもお勧めしたい良作。
11月までの作品では今年NO.1のお気に入り。