頼りがいのある良主人公と少し残念な女の子たちの物語。
ACTの無い戯画としては久々のヒット作。
人当たり良し、成績良し、そこそこのイケメンと今までもててないの嘘だろ…と思う程の良主人公。
そして女の子たちも魅力的。
瞳
つまらないはずのネタもだんだんと少し受けてくる不思議。後、ダウナー気味なさわ3の演技が可愛すぎる。
詩菜
脳内お花畑な子は少し苦手…だけど、巧く纏まってると思います。4人の中では一番普通(平凡)かな。
つばさ
こういう中二病な子は見てて面白い。一言で魔王から人間に戻れる辺りも◎。
惜しむらくはどこかで見たようなストーリーというトコだろうか。
中二病ものはどうしてもこういう展開になりがちなので仕方ないところではあるんですけどね。
みこ
なぜか大幅に優遇されてる子。
他の3人とはひとりだけ恋人になるタイミングが明らかに違う。
あれ、これって五ヶ谷奏撫(リプキス)や星見月夜(キスアト)みたいにセンターヒロインだけの特権なんじゃ…。
とはいえ、内容には大満足。
積年の思いも素晴らしいし、いじられキャラとしても突っ込みキャラとしても輝きを放つ。
主人公の将来に触れてるのもこのルートだけですしね。
ヒロイン4人の仲では1番好きなキャラ。
と、全体的に満足な出来映え。正直ギガマインを覚悟してたのですがいい意味で裏切られる形に。
これがあるから戯画はあなどれない。
PS
みこはヒロインの中では一番好きなキャラなんですが…作品を通してのMVPは歩鳥会長。
「魅力的な攻略不可キャラクター」POVはこのキャラのためにあるといっても過言ではないほど。
攻略できないのがただただ本当に残念。
これはアレですかね…OP・EDを歌ってもらった表の声優が裏名義も使わずに出演されてるからかな…。
コンシューマ移植で正ヒロインになるんでしょうけどね…。さすがにここまで露骨だと悪印象。
全体的に満足した作品の中でただ一点だけ強烈に不満を覚えたのがココかな。