黒髪少女×刀×妖魔=アヘ顔和姦 という感じの佳作抜きゲー。エロだけでなくツンデレヒロインとのイチャラブや王道的な伝奇系シナリオも楽しめ、バランスがいい
【シナリオ】
妖魔に襲われたところを転校生「狼谷 凜」に救われるも、ウイルスによりまもなく自身も妖魔化すると告げられた「西崎 秋斗」。
妖魔は容赦なく殺す「降魔師」である凜に対して彼が取った行動は、自身の妖魔化を防ぐために彼女と性欲を発散することだったー。
よくある伝奇モノに これまたオーソドックスな「戦う美少女エロゲー」を合体させたような作品で、
・闇夜に潜む魔物と刀で戦う黒髪少女
・彼女との妖魔討伐の中で、次第に明らかになっていく主人公の過去と能力
・共に過ごすうちに次第に打ち解け、主人公に惹かれていくヒロイン
・ラスボスを倒すために因縁の敵と共闘する展開
とポイントはしっかり押さえており、抜きゲーであるという点を考慮せずに見ても及第点を超える出来になっています。
バトル描写や設定を煮詰めていけば、フルプライス化や他メディア展開も狙えるポテンシャルはあったかも。
まぁお手軽抜きゲーなのでもちろんそうはなりませんが、続編を出してシリーズ化しても良かったと思います。
戦う美少女モノとしては妖魔相手に陵辱される展開はなく、お相手は全て主人公。
そのためバッドエンド的なエロシーンはほぼありませんが、妖魔ウイルスに侵された主人公が媚薬のような精液を出し、
執拗なまでにヒロインを絶頂させるので、ハードなエロを求める方も十分満足できるかと思われます。
エンディングはバッドエンドを除くと2つ。
ノーマルは敵を倒し、主人公の妖魔化を押さえるためにセックスに明け暮れる毎日を送る中、
真のラスボスを倒していなかった事が最後に判明するというバッドに近いエンド。
トゥルーは覚醒した主人公が真のラスボスを倒し、凜とのイチャラブHを繰り返して妊娠させるまでを描きます。
どちらもエンドロールがなく唐突にタイトル画面に戻るため、余韻に浸る間もないのがマイナス要素でした。
【キャラクター】
●狼谷 凜
黒髪ロング、刀、ツンデレ と三種の神器を兼ね備えたヒロイン。
戦闘時の凛としたカッコよさと、エロシーンのトロけたアヘ顔のギャップが非常にそそられます。
数々のアヘ顔ヒロインを演じたサトウユキボイスが見事にハマっていました。
妖魔化する主人公を殺そうとする序盤は一緒に食事することすら拒むほどだったのが、打ち解けてくると
食事どころか寝所も共にするほど距離が近くなっていくのが純愛モノとして見ても良かったです。
主人公の大量の精液で擬似ボテ腹状態のまま登校したり、シャワー室でカーテン1枚隔てて同級生の前でエッチしたり
挙げ句には在学中に妊娠しちゃうという、妖魔に襲われなくともかなりのハードなプレイをこなします。
普通に考えれば周囲の目がかなり痛いことになりますが、これは抜きゲーなので深く考えたら負けなのかな。
●西崎 秋斗
お調子者でエロ大好き、だけど身を挺して女の子を守る気概も見せる主人公。
テキストは「にしざき」なのにボイスでは「いりざき」と呼ばれるのはミスかと思いきや伏線でした。
主人公の正体や能力はすぐ想像がついたので大した伏線ではないですが。
「妖魔化するから殺す」と言われて「殺される前にエッチで堕とす!」と憧れの美少女を手篭めにしたり
ラスボスとの死闘後、力尽きる寸前に「私を好きにしていいのに、死んじゃっていいの!?」と言われて
「えっ!それは困る!」と難なく復活してそのままエッチしたりと、原動力の半分以上がエロなのは一周回って好印象でした。
ともすれば暗くなりがちな「化け物と戦う美少女モノ」を明るい方向に引っ張っていけたのはこの主人公だったからでしょう。
●獅子崎
最初のボスにして因縁の敵なオネエ系オカマ。
単なる色物ではなく実力も本物で、最初から最後までいいポジションで活躍してくれました。
クラスメイトの女子よりこっちにボイスをつけた方が良かったんじゃないかと思うほどです。
【エロ】
シーン数は16。先述の通り全て主人公とのシーンなのでほぼ和姦テイストです。
アヘ顔や精液での疑似ボテ腹などのプレイが多く、原画がアヘ顔の名手 復八磨直兎先生ともあって実用性はかなり高め。
なぜか水着でのエロシーンが豊富です。せっかくなら他のコスでのプレイも見たかったですね。
売りのアニメーションは…元々は止め絵だったので、まぁこんなものかな、という感じです。
仕方ないとは言え、アニメーションが始まると解像度がガクッと下がるのが少し残念でした。
抜き特化なのでバックグラウンドの喘ぎ声や射精カウントダウン機能があればより実用度が増したと思います。
【総評】
黒髪少女×刀×妖魔=アヘ顔和姦 という感じの佳作抜きゲー。
エロだけでなく、ツンデレヒロインとのイチャラブや王道的な伝奇シナリオも楽しめるので、バランスがいいです。
無印版とエロシーンが一部動くアニメーション版がありますが、価格にほぼ差はないので、今から手を出すなら
アニメーション版で問題ないでしょう。