大切なものや思い出を汚し、踏みにじる事に特化した寝取られゲーの佳作。短いロープラ作品ながらも、あらゆる最低なシチュエーションで容赦なく脳と尊厳を破壊してくる点は高く評価できる
【シナリオ】
旅館の経営難と借金返済の解決のため、若女将である愛娘「赤松 凛」をAV撮影のために差し出すお話。
まどろっこしい導入部分なんていらねぇ! とばかりに状況説明などは最低限に留め、あとはひたすらエロシーンが続きます。
抜きゲーとしては潔いスタイルですが、娘が決意した直後に即チンコ握らされるシーンに移るのはちょっと急だと思いました。
せっかくの処女なんだから、もうちょっと男の裸を見たり触ったりや自身の裸体を見せる葛藤や羞恥を描いてほしかったです。
本作のポイントは「大切なものや思い出をいかに最低な方法で踏みにじるか」をあらゆる方法で表現している事だと思います。
・子供の頃に身長の伸びを記録していた柱の前で、チンコで背を測る真似事をして柱を汚す
・旅館に来た恩師を巻き込んでAV撮影、優しかった恩師も下卑た一人のオスに成り下がりノリノリで中出し
以前プレゼントされた宝物の万年筆もアナルに突っ込まれウンコまみれにされる
・これまで旅館を支えてきた仲間たちも唆され、慰安という名目で父親の前で4P
従業員一同で娘にプレゼントした帯留めもプレイに使われる
頼みの綱の板前も以前から娘を狙っていたクソ野郎だったと正体を表し、娘を寝取られ孕まされる
・娘の父への想いを逆手に取って母の形見の着物を着させた上で、父親の目の前で子作りセックス撮影
父親のチンコの前に子供の頃に描いた似顔絵を敷き、娘の痴態を見せて射精させ汚させる
・親子の絆の象徴だった「おでこ同士をくっつける」を、娘が行為中寝取り竿役に無意識にしてしまう
という具合に、よくもまぁこれだけ思いつくなと感心するほど最低なシチュエーションが用意されています。
ご丁寧にHシーン中でも思い出シーンを挿入してきたり、精液で汚れた似顔絵のCGを用意してくる徹底ぶり。
寝取られというか「大切なものを汚され踏みにじられ奪われる」のがツボなM属性の人にはたまりません。
選択肢によってエンディングが3つに分岐。どれも救いのない内容です。
・AV女優として娘を預けたものの音信不通に。送られてきた作品内で娘はAV女優として生きていくこと、
既に何度も妊娠したことをカミングアウト
・味方だったはずの板前に娘を寝取られ孕まされ、旅館の実権も奪われる
・娘に愛想を尽かされ、娘は借金取りの愛人となって自分から孕ませ懇願
娘が父親を一人の異性として意識している様子が端々に描かれていますが、この二人が結ばれる展開は一切なし。
取って付けたような救済エンドすらないので、ハッピーエンド主義者は手を出さないほうがいいでしょう。
【キャラクター】
●赤松 凛
父親大好きJK若女将。台本ありとは言え自分の事をJKって言うのは違和感を覚えるというか、ちょっと強調しすぎな気が。
無能な父親のせいで酷い目に遭わされてしまう可哀想な娘。自殺とか心中エンドがあっても不思議ではないと思ったくらいです。
作品の毛色的に無いとは分かっていても、父親と結ばれるシーンが1つでもあってほしかったと思ってしまいます。
「父親と共演」と聞いて自ら進んで大切な母の形見の着物を着てくるくらいですからね。
凌辱寝取られなしの父娘モノの純愛スピンオフがあるなら見たかったですよ。
【エロ】
シーン回想は14枠(ほぼ同内容の使いまわしシーンが1組あるので実質13)。
上述のようなシチュエーションにより寝取られや大切なものを奪われる事に興奮を覚える方には実用性抜群と言えるでしょう。
射精差分はバグなのか仕様なのか、ちょっと残念な出来。
射精前から既に精液のような濃い体液が出ているCGも多々あり、射精差分も絶頂描写後に遅れて表示されるため
抜きどころに困ることもしばしばありました。
妊娠を仄めかす会話や卑語も多いですが、撮影中の演技やアフターピルの事も言及されているのでやや興奮度に欠けました。
【総評】
大切なものや思い出を汚し、踏みにじる事に特化した寝取られゲーの佳作。
短いロープラ作品ながらも、あらゆる最低なシチュエーションで容赦なく脳と尊厳を破壊してくる点は高く評価できます。