長編として完成された一つの作品
ここまで完成しきった世界観での純愛劇はたまらなく美しかった。ファンタジーなさ区品として雰囲気が先ずいい。
一本道に近いシナリオは面長ではなく、テンポ良く進んでいく。一日潰せばクリアできた。前半から後半に行くに従って目的達成された瞬間は感動もひとしおであった。
ラストの展開は評価が分かれると思うが、自分は大団円のエンドが好き。えっ？急に何このご都合主義？と思う人もいるかもしれないが、あれはあれでいいのだと思う。確かにご都合主義だと俺も思う。しかし、あの作品にはふさわしい雰囲気の終わり方であったと思う。
ファンタジーという言語の根幹である幻想的、という雰囲気を楽しむには最高の作品ではないだろうか。