適度なシリアスとヒロインに襲われたい紳士様へ。すぐに欲情して、甘く誘惑してくれて、ラッキースケベだなんて、なんてすばら・・・恐ろしいヒロイン達だろう
終わる世界のバースデイ、双子座のパラドクスと様々な良作を作ってきたコットンソフトさん
そのコットンソフトさんが何とエロゲーのヒロインと恋愛すると言う路線を変えて登場。
しかもDL発売のみで路線を一気に変えてきました。果たしてどうなるのか!?正直プレイするまでは、安いし大したことない展開で終わるのでは?と思ってました。
ところがどっこい、シナリオもなかなか深い。パラドクスが先が気になる面白さだとすれば、この作品は一つ一つの発言に面白みを感じる作品といったところか。
エロ方面が目立っているので、パラドクスと違って先が気になるという感じでは無かった。イチャイチャしている主人公&ヒロインを見ながら突然真面目なことを言われて・・・深い!と思わせられるような。
文章は間違いなくM向けかと。小夜に手コキやフェラされている時に何であの手この手で返り討ちにしないんだ、とかエロゲのヒロインなのになんでもっとハードなプレイをしないんだ!と性格によっては言ってしまう可能性も?
エロ方面もなかなかの充実っぷり。
「今までにないHシーンの多さに、ウナトミー圧倒されました」とスタッフルームで言われていますし。ミドルプライスですのでフルプライスのエロゲに比べるとシーンは少ないですが、足コキがあったり、言われるがままに襲われたり、個人的には十分使えました。
シーン数は下のエロの所書いておきます。
ちなみに難易度はパラドクスより高く感じました。バッドエンドへの警告が出ないのと、どちらを選べば誘惑に勝てるのか分かりにくかったので。
>システム
パラドクスの時より使いやすかった。あちらはクリックしてオートが途切れるのに対し、こちらはオートが途切れない(マウスのホイールだと途切れるが、クリックやエンター、Ctrlなら平気)
画面の透明度も調整でき、画面の大きさ調整も可能。これはやりやすかった。エロが結構使えたので透明度をきちんと設定できる仕様だったのはありがたい。
ただし、透明度を最大まで薄くすると、セーブやオートやスキップの文字まで見えなくなるほど薄くなるシステムなのが何とも。メーカーは違うがねこまっしぐらのシステムに近い。
まあ、ねこまっしぐらと違って配置がいちいち変わったりというのは無いし、画面上部でもセーブやオートが出来るので不便さを感じることは無かったが。
強いて言えば、シーンの選択肢固定が無かったのが辛かった。というのも、一部のシーンでは愛音の体型を変える選択肢が出てくるのだが。爆乳にするか、貧乳にするか、お尻をLサイズにするかSサイズにするか・・・紳士諸君には重要なことであろう。
だが、ストーリー上で見るときはともかく、シーンを見るたびに選択と言うのはなかなか面倒なものがあった。
胸の大きさを気分によって使い分けると言うより、自分の好みに合わせるのだから、選択肢固定機能があっても良かったのでは。ちなみに私は爆乳を選び続け・・・いやなんでもない。
前の選択肢に戻る機能もあるので、プレイヤーには優しい。
・・・が、この機能を自分は1回も使用しなかった。選択肢で毎回セーブを行っていた上、バッドエンドになる時はすぐ終わるのですぐにロードしてというプレイスタイルだったので。
下のコンフィグには無かったのでクリアするまで気がつかなかったレベルである。
セーブ数は100個。それほどボリュームのあるゲームでは無いので十分だと思われる。
自分は選択肢の度にセーブしていたが、15個しか使わなかった。
>エロ
ヒロインに流されるがままにHに発展するものばかりなので、趣味が合えば十分使えるだろう。ハートマークが多い。
・・・が、選択肢が多いので使いにくいと言う人はいるかもしれない。
外出し、中出しの選択肢はあまり無いのに、上記した胸の大きさやお尻の大きさ・・・そして小夜のシーンでは誘惑に勝つか負けるかの選択肢が毎回出てくるのである。
別の選択肢を選んだ際の文章が読めるのは悪いことではない反面、面倒と感じる人もいるのではないかな。抜きゲーとして使いたい人がいれば覚えておくと良いかもしれない。
シーン数は
愛音12個
志穂6個
小夜3つ
愛音と志穂の3P1つ
おまけに織塚とのシーンが1つ(サンオイルを塗ってきちんと挿入までしてくれます)
ヒロインによって数に差があるのは仕方ない。そして、シーン場面にも結構な差が。
・愛音
エロゲヒロインらしく体型を変えられる。具体的には胸と尻の大きさを変えられます、って3度目ですね。重要なことなので3回言いましたということで(ただし、大きさを指定できるシーンは数個なので過度な期待はしないように)
プールで「だめ、ダメなんですぅ。離しちゃイヤァ・・・!」「もっとぁ、もっとくっついてくださぁい」と言いながら事故もといラッキースケベのように水着が脱げてそのまま挿入されて射精・・・良いですね、To LOVEるみたいなこういうノリ、大好きです。
男性器をパイズリしながら「可愛い(はーと)」と言い出したり、足コキしながらチ○カスを取る為に頑張ったり、学校内で発情して主人公に襲い掛かってきたり、趣味が合う人にはタマランと思います。
・志穂
愛音ちゃんがメインヒロインなのは変えられねえ!それなら志穂ちゃんに別のインパクトをつけてやるぜ!と頑張った結果なのか、電車内で痴漢されるシーンが2つ、校内にてペットボトルにて用を足すシーンが1つあったりする。
なんかとんでもないキャラですが、最後は「痴漢に触られた記憶を、相羽くんの感触で、上書きしてほしいから」と言いながら主人公に痴漢・・・いや和姦してもらい、愛音との3Pで終わるという。
・・・なかなかインパクトがあってよろしいのではないでしょうか?
なお、校内にて彼女のおしっk・・・聖水を溜めたペットボトルを奪い取るか選択肢が出ますが、どう頑張ってもそれを手に入れることは出来ないのが一部の人には残念かもしれません。
聖水マニアではないので試行錯誤するほど試してはいませんが、シーンもCGも埋まっている以上無いのでしょう。
・小夜
「あたし達は、男の欲望と性欲を受け止めるために作られた・・・唯一無二の存在意義なの」と言いながら、射精しても良いんだよ?と主人公を甘く誘惑してくるのがさすがだと。
どちらの選択肢を選んだら射精するのか射精せずガマンするのか分かりにくいところはありますが、お気に入りのシーンを何度か使えば覚えることでしょう。
誘惑された後のシーンを描いてほしかったというフレさんもいますが、そこは私も思いました。
射精させられてそのままENDの文字と共にあっさり終わるのはいかがなものかと。愛音ちゃんのシーンを1つ減らしても良かったので、小夜様に搾り取られて幸せそうなシーンがあっても良かったじゃないか!!
>総評
手軽にプレイできてそこそこエロく、ラッキースケベが起こって欲しい!と思う人や、ヒロインに迫られたい!と思っている人なら十分アリではないでしょうか。
適度なシリアス展開も読み手の邪魔になるとは感じなかったですし。まあ、あまりにシリアスな部分を求められると辛いところではありますが。
そんなゲームでした。値段も考慮して、点数は少し甘めかもしれません。
>追伸
ゲームそのものに直接関係はないが、gyuttoの特典付きを購入したので特典内容を簡単に
中身は楽曲データ5曲。特に歌が入ってるわけではないが、ゲーム上で使われている音楽が入ってるのはサントラをよく買って聞くというタイプの人にはありがたいのでは。
片恋ヴィジョナリー設定資料集は84P分
設定資料集、CGとラフ画像・・・何よりショートストーリーが2本入っていたのが嬉しい。物語の後日談的ストーリーが入っていたのも大変よろしい、ベリーヌード!
インタビューと4コマもなかなか読んでいて楽しかった。個人的には購入にかけた費用以上の価値があった。
~~~~~~最後に軽くネタバレ感想~~~~~~~~
愛音のラストは良かった!!良かったね!!
欝ゲーを作るのが得意なメーカーさんならエンディングが流れてあのまま終わっていたと思います。メーカーさんアップデートよく頑張った!!
エロゲのヒロインらしい解決方法ですし、欝展開で終わって欲しいとは思ってなかったので。
小夜の立ち位置やしゃべれない理由等も物語りに沿っていて良かった!エロゲのヒロインと純愛するにはこんな苦労が・・・
「知ってます?昔のエロゲってフロッピーディスク10枚以上を手動で入れ替えてたんです」
実際にこの話はフレさんから聞いたことがありましたが・・・スタッフルームで聞くとまた違った重みが・・・
そんな感じで個人的には色々楽しめたゲームでした。