おっぱいの大きい人ゲーマーが沢山いる世界に悪人はいない
・・・という言葉がしっくりくるゲームです
炎や氷の魔法を使うことは可能ですが、それをぶつけるべき悪人がいない世界という感じ。
魔法が日常で便利な能力として活用されていることが多々。盗聴防止魔法とか。
実戦用の魔法よりも「魔法を覚えれば身体測定の時に、体重を軽く計測させることが可能ッッ！！」とかヒロイン達はそういう方が気になるお年頃のようです。
監視結界も友梨亜の交際を止めるために使われたりと、ある意味悪用されてますが・・・
魔法合戦っぽいシーンもありましたが、そのあたりには多くは期待しないように。
悪人が全く登場しない物語というのは人を選ぶ気がします。
悪人がいないでだらだら進行していくのは私は大好きですが、命をかけた激しい戦いや、世界の命運をかけた戦いといった、読み応え求めている人には物足りなそうな予感。
ただ、どのルートでも全ヒロインがいい感じに活躍していたのは好印象です。
男友達キャラとか蔑ろにされる作品もありますが。敦盛君はどのルートでも欠かせない人物！と言わんばかりに大活躍してました。筋肉ってステキ！
どのルートでも最後までゲーム内での戦闘があり、「ウィジェネの世界を楽しむ」という部分がズレてないのが好印象。
体験版の雰囲気が終始続く感じなので（魔法使い関係の真相が明らかになる時はシリアスになるが）体験版でこれは面白い！と思った人なら買いかと。
（逆に合わない人には抜き方面が優れていることを抜かせば終始合わないと思われる）
大きな問題が大して掘り下げられずに解決するのがマイナス点かな？ウィジェネをプレイして問題を解決というスタイルがズレることは無いので。
盛り上がり部分はほぼ「ゲーム内の強敵と戦って盛り上がる」という感じ。
魔法使い関係の部分はクロシェット作品の他の作品に繋がっている部分もあり、昔からクロシェットのゲームをやってきたという人には嬉しい部分もあるかも。
（実際クロシェットの全作品をプレイしている友人に聞いたらニヤリと出来る部分が多かったと言ってましたし）
自分はカミカゼくらいしかプレイしていないので、キャラ同士の学園内でのやりとりをニヤニヤしながら楽しんだり、ウィジェネ内での戦闘部分を楽しむのがメインでした。
魔法だの魔力の暴走だのそういった部分は話半分で聞いていた感じ。実際それらの部分はあっさり解決したように思えました。
自分はRPGとか好きなので、BLADE（サキガケの一般の戦闘曲）を聞きながら、仲間同士で作戦を立てたり強力し合って敵を倒している姿に燃えたりしてましたね。
ラストバトルの曲である常勝無敗ヒーローズも一般のRPGで使われても違和感が無いくらい格好良い曲だったかと。
なお、他のユーザーさんの感想を見ていると物語の真相が明らかになる順番というのもあるようですが、自分はさほどこだわりませんでした。
攻略順は、璃々子→杏音→桜花→なつめ→友梨亜の順。
各ルートで明らかになる部分が違っていて、それらを統合すると全てが分かるという感じ。
他のルートで明らかになったことが「ああ、ここに繋がってくるんだな」と感じる部分が多かったのが好印象です
タイトルにも意味があったのは面白かった。なお、サキガケというのは魁という意味ではありません。別の漢字が当てられます。
＞システム
前のシーンにジャンプ、後ろのシーンにジャンプとジャンプ機能があるので、そこそこ読みやすい。
ただ、選択肢がそこそこあるので、選択肢の選び方次第で何度も最初からプレイしなければならない。
（実際、選択肢の選び方が偏ってたせいなのか、杏音ルートに何度も入るハメに。泣く泣く最初からやり直しました）
一度クリアすればクリアしたキャラのルートから始められる仕様は大変よろしいと思うが、同じヒロインを何度も攻略をする人はどのくらいいるのか。
選択肢ジャンプが欲しかったですね。それ以外は不満点なし。
＞Hシーン
各キャラにシーン5個ずつ。
妹キャラである璃々子にだけ6個
これは妹の時代が来たんじゃないか！？全国の妹スキーが喜ぶことでしょう。
一緒に添い寝して、お兄ちゃんに頭を撫でられて絶頂というシーンなのもあるので、妹キャラ好きにはたまらないかと。
巨乳派の私でも友梨亜ちゃんのシーンにはハァハァ出来たので、抜きとしての文章はなかなか使えるかと。
なお、聖騎士の下着はフンドシのようです。
３P、ハーレム、足コキ、緊縛、等の特殊なプレイは無い模様、あくまでも純愛で抜ける人向け。
その純愛の文章がなかなか強力なわけですが。自分は満足できたけど、ドSな人とか物足りないんじゃないかな。
＞総括
タイトルを裏切らない内容だったのといつも通りエロかったので良かったです。
カミカゼ✩エクスプローラーで共通のやり取りが好きで、個別で問題が起こるよりも共通の雰囲気が続いて欲しいと思っていた自分なのでこの点数。
友達とわいわいやるあの「雰囲気」が好きな人向け。
RPG好きな人だと文章を読んでいるうちに世界樹の迷宮だのエルミナージュだのスカイリムだのをプレイしたくなってきます。気をつけましょう。