本当にこのブランドのギャグは面白い。シリアスな場面でも容赦なくコントが始まるくらいギャグが多いです
ASa Projectの作品はこれで4作品目のプレイになります。
過去作のアッチ向いて恋や恋愛0キロメートルをプレイした時には、
個別ルートの終盤で話を締めるために無理にシリアスを盛り込むことにより主人公がヘタレ化してヒロインを悲しませ、
非常に主人公に対しイライラする・・ということがありました。
プラマイウォーズでは重いシリアスを完全に除外することにより、
イライラせずに楽しんで最後までプレイすることができました。
その代わりギャグ一辺倒のシナリオになる訳で、物語に厚みが無いように感じられた人がいたかもしれません。
ですが私がアサプロの作品をプレイする目的はギャグが他のメーカーの追随を許さない程面白いからであり、
シリアスは正直あっても無くても構いません。
特にメインのシナリオライターである天都のギャグセンスが凄まじく、
テキストだけではなく演出面でもキレッキレのギャグを見せてくれます。
今作でもその力全く衰えることなく、楽しませてもらえました。
やはりギャグは素晴らしいです。良いストレス解消になります。
ギャグ以外の部分では、ヒロインとのイチャラブが結構濃厚で楽しめるのも良いところです。
普段から顔芸が凄まじく「えっこれメインの攻略ヒロインだったの!?」と誰もが思うギャグ担当のヒロインにおいても、
一度ルートに入ってしまえばめちゃめちゃ可愛くなります。
これもアサプロの特徴ですね。
ただ、今作では開発資金が厳しい状態なのではないかと思えるような個所が目につきました。
過去作をプレイしているユーザーは背景の使いまわしにすぐに気が付いたことでしょう。
バグや作画崩壊などの致命的な問題はなく、システム面での不満もなかったので余計にここの荒さは目立ちました。
次に個別ルートの感想ですが、鏡子ルートだけ微妙でその他は非常に満足のいく出来でした。
鏡子ルートは弟溺愛の長女というおいしい立ち位置でもあり、期待していたのですがちょっとシナリオに違和感を感じました。
・何故か他の姉妹が不自然なくらいに一切登場しなくなる
・シリアスが若干長い
ヒロインの高感度が最初からMAX状態なので、いざ主人公から迫られるとウジウジするのはしょうがないのかもしれませんけどね。
もうちょっと他ヒロインとの絡みとギャグが欲しかったです。
最後のまとめとなりますが、今作品はアサプロの中で一番面白かったです。
ギャグがいつも通りの素晴らしい出来なのとシリアスが今までの中で一番少なく、
余計なことは一切考えずに最後まで作品を楽しむことができました。
天都さんさえ変更なければ、次回作も即購入する所存です。