妹ゲーと言ったらまず最初にこれと言える様な作品が降臨した。この世の全ての妹要素を含んだ神妹を具現化する事に成功したおるごぅる氏の功績は後世まで語り継がれていいだろう。
~余談~
おるごぅる氏の作品はしにきすをプレイ済みだったのでデフォ買いでした。
今回で引退なのが残念ですね・・・
次回作は依頼したが断られたそうです。
しにきすで注目が集まったので今回は予約特典が無くなったり、新品難民が出るほど売れていたので戻ってきてくれないかな?
いつでも戻ってきてくださいと宮蔵Pが言っていたので、淡い期待をしてみたり。
次回からおるごぅる氏抜きのチームを再編成するらしいのですが、どうもメンツが微妙な感じ。
これからもハーフプライス路線で行くそうです。
どうなるAlcot!?
~感想~
美紀、麻衣、栞とルートを終える度に書きました。
・美紀ルート
鬱な気分にさせられる様なシリアスは無し。
というか、シリアスあったか・・・?ってくらいです。
最後の締めらへんもギャグで終わりでした。最初から最後までバカやってましたという感じかな。
麻衣が途中で消えて存在も忘れ去られるのはちょっと可愛そ過ぎると思いましたが、おるごぅる氏の事ですから何か理由があるのでしょう。
Hシーンは基本美紀が攻めで主人公が受け。
美紀の紹介シーンでビッチ予備軍と主人公が言っていたので多少不安になりましたが、そういうシーンは無く独占厨も安心してプレイできました。
こういうギャルとしか言い様が無いキャラを攻略したのは、夏めろ以来ですね。
・麻衣ルート
素晴らしい。キングオブ妹としか言い様がない。なんという健気で可愛い妹なのだろう。
麻衣の性格と声優がシンクロしすぎです。
ただ最後の締めが本当にそれでいいのか・・?って感じでした。
TRUE ENDではなくてNORMAL ENDになっている様な。
途中でぶつかったおばさんとか麻衣のあっちの世界などまだまだ伏線があるので、次で救われるのを期待しましょう。
・栞ルート
ええ話や・・・。
最後の「俺は妹に伝えなければいけない事がある―――」と来てありがとうと歌が流れてきた所がまた良い。
家族の大切さを今一度考えさせられた。
また最後にエグイ演出入れてきましたねー。
最後の最後に救われた。全ルートにおいて麻衣の存在が昇華された気がしました。
麻衣は舞に戻って主人公達の様に、新しい生活を始めたのでした。なんというめでたしめでたしですか。
主人公と栞があんなにも最低だが弱い親の元で生きていこうと決断したのは、やはり親のためなのでしょう。
最後にエロゲーショップのシーンが出てきてどんなに仲の悪い兄妹でも本当に、分かりあえる日が来る。
仲の悪い兄妹なんていない。という回想があったのは、親もそうなんだという暗示なのかと。
~まとめ~
しにきすとは違った形で考えさせられますね。
しにきすは死をテーマに、リアル妹は家族愛をテーマにしています。
正直ただの妹ゲーだと思って手を出すと痛い目に会うかもしれません。
完成度が非常に高く、ハーフプライスの枠組みの中で全てを出し切った感があります。
私は胸を張って妹ゲーの最高傑作とおすすめできますよ。
しにきすでは「お兄ちゃんって妹で童貞を卒業するもんなんでしょ?」という名言が誕生しました。
しかし、このゲームではその様な名言がポンポンと出てくるではありませんか!!
神の領域に足を踏み入れたゲームにしかできないと言われている芸当です。
おるごぅる氏は悟りを開いていますね。
「全国のお兄ちゃんに捧ぐ――」
これはそんなおるごぅる氏の最後のプレゼントなのかもしれません。
義妹などはまやかしだと。実妹にこそ真の価値があるのだという事を学びました。
妹スクをプレイして新スクより旧スクの方が遥かに良い事を知った時の様に、今回は良い事を教えて頂きました。
一つ気になったのが、ホモが出てくるエロゲとか誰得と言ってたのに古賀先輩という超絶ホモがいたのは何だったのだろうか・・?
いやっ、気にしたら負けなのだろう。