ご都合主義的なシナリオ展開満載の炉利陵辱家庭教師ゲーム
賛否両論分かれるやすい作品かと思います。
攻略可能ヒロインはロリ系しかおらず、ロリ好きのツボを押さえているキャラ立ちとなっていますが、主人公の設定やシナリオの展開に難がありました。
主人公は冒頭のシーンでしか顔を見せませんが、自殺を思いとどまったばかりの引きこもり系キャラで、全くもって生理的に好かない容貌です。
自分も他人のことを言えないような顔ですが、もう少し小綺麗にするなりできるでしょう。
こんなキャラをロリ好きに据えてしまっては、世の偏見も強まってしまうというものです。
そんな醜い主人公が、すぐに家庭教師として雇ってもらえ、クビにもならず、教え子からも嫌われることなく(一部嫌がるキャラもいましたが)、一般人を装って生きていける様を見ると、「最初からそういう生き方はできなかったのか?」と強く疑問を抱かざるをえません。
また、メインヒロインと思われるアイドルの娘ですが、売れっ子アイドルならば、余計事務所が神経質になって主人公のような得体の知れない男に家庭教師なんかやらせないでしょうし、最後のコンサートでのレイプシーンはあまりにも不自然すぎて呆れてしまいました。
警備員が大勢いるであろうコンサート会場の舞台上にどうやって主人公が潜入したのだろうと考えるても、全く現実的な方法論が思いつきませんでした。
これだけ見ると、いかにも三流のシナリオですが、陵辱に至る過程はなかなか良かったとは思います。
教え子や親からの信頼を勝ち取ったうえで、親が不在の時に適当な理由をつけて上がりこみ、凶器を使って脅し、陵辱する。
またタイミングを誤ったりすると、ゲームオーバー直行というのも、自然な流れで良かったと思いますし、何度犯してもヒロインたちが心までは奪われないというのも良かったと思います。
自分は主人公がダメだと厳しい評価をつけがちですが、この主人公は、ゲームの内容に合っていたので、主人公のダメさだけではあまり評価を下げる気にはなりませんでした。
むしろ問題は、家庭教師として雇われるまで不自然さと、メインヒロインのコンサートの描写に無理がありすぎたということに尽きます。
このようなご都合主義的なものを特に気にしない人で、ロリ陵辱系のゲームが好きな人なら、プレイしても良いのではないでしょうか。