ここであえての95点。詳細は続きにて。
まず、「NurseryRhyme」、「いつか、届く、あの空に。」とプレイし続けているLump信者…と言うほどでもありませんがブランドを支持しているのは事実です。
よって、今回もタユタマには期待はしていました。プレイし終えた結果、さほど皆さんが言うほどに期待を裏切った作品とは思えませんでした。以下に述べさせていただきます。
まず、「主人公がヘタレ」な件についてです。
これはアメリに対する鈍感っぷりが全快でしたね(笑) ただ、アメリ以外のルートにおいて"思いやり"や"遠慮"など心遣いの効く主人公として確立していたと思えます。思いやりのある行動第一だったのが逆にプレイしているユーザーをモジモジさせていたかもしれませんが、私は許容範囲だったと思います。回りに気遣いの効く人間がウザイ人ではないでしょう?(苦笑)
次にグラフィックやシステムですね。
私的評価で言うと、80点程です。絵に関して言えば決して買って損するものではありませんでした。満点です。しかし、システムにおいて既読分スキップの判定ずれとでもいいましょうか…。中途半端な未読文(読んだような文?)によりスキップが停止。そこがプレイ中に少し残念だった印象があります。
最後にヒロインについてです。
アメリに対するユーザーの不評が多いですが、私はむしろ好感が持てました。それこそ、3年間別の学校に何も言わずに行ってしまった行動はアメリの主人公に対する配慮が足りず、主人公の心に深い傷となったのは事実です。しかし、アメリルートでアメリにもちゃんと理由があった、それに対する主人公の心情を知って謝罪。結果、良かったのではないでしょうかね。
美冬、ゆみなルートに関してですが美冬ルートは久々に読んでて面白い!と思いました。市井と階級社会での美冬の身分の違い…それでも上手く主人公と一緒にやっていきたい!そんな思いが強かったのが最後の結果を生んだのでしょうね。ハッピーエンドかな?と思います。ゆみなの最後の妊娠こそちょっと「えー」でしたが、まぁハッピーエンドだと思います。
最後にましろ。
杯のシーン(結婚式?)ですかね、気づいたら涙が出ていました。主人公の、純粋にましろの事を愛している事を伝えたところでもうボロボロ涙が…。メインヒロインならではのシナリオ構成でしたね。満点です。
以上を踏まえて、高すぎる得点となるかもしれませんが、95点とさせていただきます。