「萌え抜きゲー」と割り切った方が良いのかもしれない。毒にも薬にもならないシナリオで、印象に残りづらいのだけど、これといった欠点も見当たらない。
( シナリオ素点の内訳は次の通りです。みのり編 : 55 ( 点 / 満点100、以下同様 ) 、麦穂編 : 55 )
製作側が事前に丁寧に取材なさっていたのが好印象でした。(Wikipediaから拾ってきたような)パンの薀蓄がダラダラと語られるのではなくて、お店の実務がテンポ良く描写されていましたので、パン屋で働いているような臨場感がありました。
脚本は……特記することがありません。藤乃さんの追憶はちょっとイイ話だなと受け取れましたが、他のエピソードは全く印象に残りませんでした。ただ、これといった欠点も見当たりません。つまりは「毒にも薬にもならない」シナリオでした。総CG数が少ないという制限の下で、ハーレムENDにまで手を出したせいで、みのり編 / 麦穂編に回すイベントスチルが少なくなったのが仇となったのでしょうか。
ただし、ハーレムENDを用意したおかげで、えっちシーンは少し多めになっています。「萌え抜きゲー」と割り切った方が良いと思われます。