ハーレムであることは必然であり、必要である くるる。くるる。
凄い惜しい作品 後半で物足りない感はありましたが、それでもやって良かったと思える作品
フルコンした後のさっぱり感が凄いです
ハーレムものとは思えないほどの後残り
○シナリオ 18/20
点数持上げ過ぎかな？とも思いますが
ハーレムという設定にしては筋がしっかりとしており
ハーレムじゃなきゃいけない では無く、ハーレムで無ければ成り立たない、それは必然であることに上手く感じだのでこの点数
最初は只のハーレムものです。
装飾も無く本当に只のイチャラブ ご都合主義？とも取れなくもないかもしれません
最初の展開は
ただ、それは必然であり1つの結果に過ぎないということを読まされているうちに思ってきます
そうすると魅力的に思えるのですが、序盤をプレイしている時はそう思いませんもんね･･･
本番が1回ループしてからの物語
ここで一人一人に焦点が当てられるのですが、それでも基本ヒロインに囲まれて生活をする
すなわちハーレムは変わらないのですが、さっきも言った通りそうでなければいけない理由がある
その設定の筋を最後まで通しきった上シナリオもちゃんと筋が通っている良い作品でした
ハーレムだとご都合主義でシナリオなんてなんのその！っていう印象があるのですが全く違った作品でした
最初だけやると普通の萌えゲーかもしれない
ただ1回でもループするとそんなのはどっかいき雰囲気がガラリと変わります
最初が『ハーレム』な甘ったれた雰囲気だからこその雰囲気の落差の変わりようが凄いです
そこも素直に上手いと思いました
特に2人目の後半からは読むというよりも展開が気になって読まされるという形でした
3人目の後半が頂点と思います
それだけ良かったし、その後のせつなさ･･･もあるのでしょうか
一番報われないヒロインではないか･･･とも思いました
ただそこが一番物語りの核であり重要な場面なので、それ以降が減速気味でした
展開上仕方無いことは分かるのですが、物足りないという気持ちにはなります
そこが凄い惜しいと思える作品でした
また、最後もCGを挟んでも良かったのではないかと思います
立ち絵で変化を表していましたが
CGと演出を使えば全く別の感動するものに出来たのではないか？と思います
その変化が主人公の中の変化で一番大事な所であり
環境が一変して切り替えていく中での変化 ここをもっと大事にすれば化けたのでは無いか？とも思ったのが残念です
それでも個人的に良い作品なのは変わりませんが
√はおそらく固定です
やりやすい構成で、ちゃんとここの部分ではこれっていう話付けも出来ていると思います
○雰囲気 17/20
ハーレムとハーレムなんだけど、そうでない雰囲気の落差が凄い
その設定を上手く最大限に使っているなーと思いました
○キャラ 7/10
最後の方のキャラに少しクスっときてしまった
一人一人それぞれがそうでなければいけない理由があります
ちゃんと裏づけされた位置があるっていうのもなかなかだと
○グラフィック 15/20
標準的
最後の背景は綺麗というか壮観
○シーン 7/10
ハーレムのシーンが多いです
個別もありますが
○システム 6/10
タイトルのレイアウトも綺麗ですし
特に問題は無いんです･･･無いのですが･･･
文字を表示している際にエンターを押して全文表示させようとすると
動作が一瞬止まります
そこが非常に気になって仕方なかったです ちょっと残念
文章の表示速度を最大一歩手前まで上げてなんとかしましたが
修正パッチか出されて改善されれば無問題となります（＋2点）
でも出るの･･･かな？
○＋α 10/10
やって終わった後の読破感がなんともいえない感じの余韻に浸されよかったです
人の体と精神の限界の相反する『大丈夫、だけど死にたい』
このようなものはたぶん自分は初めて読むので凄いと思いました
ただ単純に
合計 80/100
凄いべた褒めしてますが、それだけ以外であり良いものがあったということだと思います
このようなものを初めてやったというのも大きいと思いますが･･･
他の部分で読めば何週目が何処の誰に当たるルートなのかは分かると思います
こちらでは故意に何週目、何√目と名前を出さずに書きました
凄い個人的なアレですが
2√目のヒロインがもっと3√目、最後で核心をずばっずばっ！といくのかと思いきやそうでなかったり･･･それも期待はしていたのですが･･･
後、3人目の√が凄い報われないなーと
その後で『誰』とは描かれていないしホント影で支え忘れ去られるのも幸せの一つであろうけど自分は凄い納得･･･というとまた別の意味かもしれませんが
ぐぬぬ･･･と唸りたい気持ちでした