自分には全く合わなかった
一言にNTRと言っても、何に興奮するかは人それぞれで、例えば、
・真性NTR系
フェチポイント:”愛する” 妻が、他の男と・・・
・背徳感系
フェチポイント:”人妻” が・・・、”母”が(と)・・・など
・サド系
フェチポイント:強姦、輪姦、調教、雌ブタ・・・など
・マゾ系
フェチポイント:裏切られた妻(彼女)にバカにされ・・・など
とか、いろいろと。
まあ、大抵は、複数が混じってたりするんだけど。
メインヒロインに関して、自分は真性NTR系なのだけど、プレイ中ずっと、「このくそ女!」って思いながらプレイしていた。つまり、自分のフェチに重要な、”愛する妻が” っていう共感を全く持てなかったため、全く興奮できなかった。
いくらシナリオで、夫「妻のことを愛している」って設定しても、それだけではプレイヤーは妻キャラに愛情を感じたりはしない。じゃあ、どうすれば愛情共感を持てるかっていうと、「夫キャラに対する妻キャラの愛情の強さ」によって、夫を愛しているその裏返しとして、プレイヤーは妻キャラに愛情共感を持てるようになるのだと思う。そしてその愛情共感の強さは、「妻キャラの”罪悪感”の強さ」に依存するだろう。
このメインヒロインは、夫の浮気疑惑に対して、自分の浮気の免罪符にしている。なので「こいつ、夫のことをそんなに愛してないじゃん!」って思ってしまった。夫をそれほど愛していない妻キャラに愛情共感を感じられるわけもなく、よって、興奮できないのも仕方ないわけで。
このゲームをプレイして、ふと、『妻の媚肉を弄る父の太い指 ~知らぬ間に父のモノになっていた愛妻は、悦びの喘ぎとともに腰をうねらせていた~』を思い出してしまった。発想が同じっていうか。あちらも、「この妻、クソだな!」って思ってしまったので、ごく一部を除いて全く興奮できなかった。
でも、背徳感系が好きな人なら、ある程度は楽しめるかもしれない。「DQNなクズ男に騙されて背徳エッチにおぼれていく人妻」という観点ならそれなりに使えるのかも。愛情うんぬんにこだわらない人向けだろう。
ルートは序盤で、サブヒロインルートに分かれるが、そっちは「IF」の世界って感じで、メインヒロインルートとはあまり関係ない。自分はデブ専じゃないので、やはり1ミリも興奮できなかった。浮気相手も違うし、「こっちのルートって必要あるのか?」と思ってしまった。
総じて、絵などのクオリティはそれなりに良いので、シナリオがもったいなさすぎる。