ねこねこソフトらしいまったりとして綺麗にまとまったロリゲー。ではありません。表のテーマは無垢ですが裏テーマは人を生かすか殺すかの死生観を扱っています。ねこねこ作品というよりナルキッソスに近い作品です。
かなーり長文書いてたんですがミスって消えて萎えてます。適当に流し書き
最初の明るさとは違いかなりダークな話になっています。
ロリで釣らずにこっちを全面に押し出して販促すべき作品です。
ただ惜しいのは無駄な贅肉が多いことです。特に妹√は酷い。
共通で妹は主人公に惚れてたのに√入るとレン視点になってイミフにやりだします。
というかいつのまにレンに惚れたの?レンの性格もおかしいし糞つまらなくて思わずSKIPしちゃったよ。
この√書いたライターの処罰はもちろんとして片岡は責任者として責務を果たせていません。
こんな糞√なら削除したほうがマシです。何故入れた?誰得
主人公とやらないとか妹好きに喧嘩売ってるとしか思えません。本来なら暴動ものですよ。
この作品は真√一本道にしてミドルプライスか、最初の削った部分を補完しつつ一本道にして売るのが正解だったと思います。
以下ネタバレあらすじ
ロリの正体は長命人と呼ばれる人より長く生きる種族。
時間の流れを遮断するための箱庭の島から出た少女が自分の存在を自覚するというのが本当のあらすじです。
後に長命人の確執や種としての寿命など様々な問題が起きます。
以下超ネタバレ感想
近親相姦を繰り返し血を薄めないようにしてきた長命人は子供が生まれなくなり種としての寿命が近づいて来てしまいます。
さらに血が濃くなりすぎた人間にのみに起こる症状があります。それは体の寿命に脳がついていけなくなり脳死状態に近い症状になること。
この症状にマリカがかかってしまう。主人公は殺してやるべきか生かすかを悩みます。
これが真√の概要です。
意識がなくただ生きているだけの状態の人間をどうしてやるか?
これは自分たちにも起こりうる身近な問題でしょう。特に高齢の親族がいる方なら身に染みて理解できると思います。
作中の二人とも意識がなくなったら殺してくれと言います。
しかし、二人とも結局死ぬことが出来ませんでした。
死ぬことを望む人間を生かすというのは周りの人間のエゴだと僕は思います。
その人間はただ生きているだけで、意識のない体というのはただの肉なのではないでしょうか…
良くある問答ですね。
この答えには正解がないので考えるだけしか出来ませんがこの物語を見て色々と考えさせられました。
ただスタッフコメントで震災による影響でハッピーエンド寄りにしたという話が気になってしょうがありません。
自分が察するに本来はマリカは目覚めることは無く、抱くという約束の果てに子供が生まれ、寝たきりの母を見舞うというエンディングだったのではと思います。
もしかしたら子供も生まれずただ主人公が静かに見守るのかも知れません。
このエンディングもまた一つの正解なのでしょうが自分はご都合を抜かした片岡ともの本来の姿が見てみたかったです。