絵15+文19+音16+他25 始めはいやらしい目付きでニヤニヤしていたんですが、いつの間にか、微笑ましい物を見る目でニマニマしていたんです。 気持ち悪い!
(※ロープライス・同人を対象に、他の項目は、最低点をベースアップしています)
映像面・・・
映像面では、同サークルの過去作と比べて、かなり味が出てきたと感じさせます。
ヒロイン檜生原雫は、元々、無表情というか、感情の起伏の少ないキャラであり、そ
んな檜生原さんの恥じらった俯き加減な表情が、大変、ソソります。
また、ツンと上を向いた美乳には、緊張からピンコ立ちになってしまった乳首が、過
剰に主張しない繊細なデコレーションのように添えられており、私の満足棒は歓喜の
声を上げました。
若干、不安定になる箇所はあったものの、各種販売サイトの扉絵を見て、満足棒がぴ
くりとでも反応したならば、映像について不安視する必要はありません。
シナリオ・・・
全裸登校という、あまりにも天才的な発想。
羞恥というシチュエーションに真摯に向き合った結果、この発想が生まれた事は、ま
さに天啓としか言えません。
そして、新たな啓示がありました。
神『わし、ラブコメとか好きやねん』
どうすれば、全裸登校とラブコメを融合できるというのか……
本当に、全裸登校で『ラブ(愛)』が描けるのか?
隔たった二つを繋ぐにはどうしたらいいのか……
……二つを繋ぐ?
橋……!? そうか、これだ!!
悩んだ末に辿り着いたのは、吊り橋理論でした。(嘘)
全裸で登校するための訓練と称し、年頃の男女が肌を見せ合う。
羞恥によるドキドキと、恋のドキドキ。
二人の恋はまるで積み重ねたハーモニー。
ハードなエロで見せずとも、思いも寄らないミクスチャーによって、新たな光明を見
出すなどと言うことは、いくらでもありましょうが、まさか、
『こんな一手があったのか!』
と、思わず唸ってしまうような作品でした。
音楽/声優・・・
音楽は煉獄庭園さんからでしょうかね。(ちゃんと確認してないっす)
安心のBGMって感じですが、まあ、別ゲーで聴いたことある曲ってのは、いつもの
事ながら、ちょっと違和感。
あまりBGMで演出するといった、劇的なシーンがない作品でしたので、選曲は全体
的に大人しめになっています。
声優は月宮怜。
海原エレナとか、金松由花とか、ちょっと声量の少なめな感じのボイス。
この御両名にも言えるように、やや、かすれ気味で線の細さのせいで、滑舌が悪くも
感じたりもするのですが、ちょっと高めの声質と、個性的な声色が耳に残るタイプの
声優さん。
流石に、海原エレナや金松由花といった人気声優さんと比べると、全面に押し出して
くるようなアクの強さはないものの、特に今回のキャスティングでは、キャラにバッ
チリ嵌っていました。
感情を表に出さない檜生原さんですから、滑舌よくハキハキ喋られても変ですし、こ
ういった線の細い声だからこそ、羞恥に震える声や、つぶやくように悪態をつく演技
がマッチしているのだろうなぁ、と。