きのこファンなら損はない フェイト本編のみが好きで好きでたまらない人は避けよう
エロゲ元ネタの一般ゲームだからここにあるんだろうか
一部ではセブンスドラゴン以降嫌われている新納氏プロデュース
世界樹辺りからあるプロデュース作品共通の仕様上での面倒くささは今作でも戦闘面で発揮されてはいるが
TYPE-MOONと組んでRPGを作る原動力になったことで帳消しかと
途中から奈須きのこがシナリオ監修→シナリオ執筆となっただけあり十分にきのこ節が炸裂する
ストーリーも実にTYPE-MOON
ただ、RPGであるためか、やはりPSPでは余裕がなかったか、道筋はちょこちょこ枝分かれはあるものの一本で密度もそこまで高くない
大きな分岐はリンとラニのどちらを助けるのか程度
シナリオ量が多すぎればRPG部分がオマケになってしまうので難しいのだろうが、移動できる場所が校舎の敷地内のみなので、もう少し展開の自由度が欲しかった
サーヴァント達との会話は自由にいつでもできるわけではなく、定型会話も多い
が、特定の行動後の自室での会話やダンジョン内でのイベント的な会話などは非常に楽しい
購入を見送った人の中にはセイバーが違うセイバーなのに姿がほぼ同じなのが嫌という人もいるかもしれないが、赤セイバーのワガママっぷりやマスター好きっぷり、終盤からのデレデレっぷりは一見の価値あり
ゲーム中5回戦にてサーヴァントの不調を治める為にリンかラニに助けてもらうシーンがあるが、その手法はエロゲでの本編の通りアレのため主人公が参加するわけにもいかず少々疎外感が
戦闘方法はPSだったかで出ていたるろうに剣心RPGに似たジャンケン形式
6回1セットで入力し、3回連続有利を取るごとに追加攻撃
この部分早送りもできないので、後半だったり力の弱いキャスターだと少しイライラ
敵に関してもサーヴァント以外は色違いの使いまわしなので、その辺りでの期待は0にしておこう
隠しボス？は2周目以降に登場する両義式で、おそらく橙子の探しモノそのもの