小菜、時雨がキャラゲー風味、乙女、ルシアがシナリオゲーっぽいか。前半二人の日常がかなり長く感じてだるかったが、後半二人は良妻っぽさ溢れる日常、過去編、ノエル編なども含め本領発揮。
前半二人が気に入る人と
後半二人が気に入る人の
好みがハッキリと分かれるのかもしれない。
・小菜&時雨
殺人事件解決、このみ成仏など山場はあるものの
特に普通に生活している日常シーンがやたらに
挟まれたりするので
もうここはドーーンと腰を据えてマッタリプレイするのが吉。
時雨はツン:デレ=8:2ぐらいだったと思うがもう少しデレ比が多いほうが良かった気がする。
小菜は明るい性格ではあるが長い長い日常部分で接する内に
段々ウザくなってきてしまった。そしてその分ラストの終わり方をどう受け止めてよいのやら。
・乙女
途中までは一番のお気に入りであったが
中々に嫉妬深いのと
乙女シナリオ以外だと必ず正面から
フラなければならなくなるため
重く感じるor心が痛む。
薫さまの、あほんだらぁ、あんぽんたんなど
時雨やゆり子とは趣の異なる主人公罵倒台詞が心に残る。
さらにルシアシナリオで
ルシアの魅力が本領発揮してくるので
尚更報われない可愛そうな役割。
良妻っぽさ溢れるし何気に美乳。
もうちょっとベタベタさせてあげても良かったんじゃ無いかな、と後からも思ったり。
あと乙女編は重要な箇所で誤字が多すぎ。
・ルシア
乙女編と同じく五条城の悪霊退治が最初の山場で
それが終わったと思ったら
今まで伏線などほぼ無かった(はず)ノエルとの戦いが始まる。
夢のシーンで出てくる悪魔の囁きは
社会への不信と反逆。
しかしそれは伝統のある自由の無い九条の家を
飛び出した主人公のような立場ならば
擦り寄ってしまうような言葉であったと思う。
ここら辺に本作のテーマがあるようだが
長い長い日常シーンの小菜、時雨シナリオ、
伝奇っぽい乙女シナリオを通過するころには
そんなこと分からなくなってた人も多いんじゃなかいかと。
ノエルも悪魔が乗り移っているという設定はあるものの
教会の家庭が気に喰わず家を飛び出したという点は
主人公と似ている。
ルシアは清楚系の中々に典型的なキャラのように思えるのだが
シナリオが進むにつれてかなり
可愛げのあるキャラという風に印象が変化した。
なんで印象が変化したかは自分では上手く説明出来ないが
日常部分が良かったからか。
いや、多分唐突に一緒に風呂入ろうとか、一緒に寝ようとか言い出すからだ、きっと。