お朱門ちゃんの集大成、ベスト盤みたいな感じ。結構良く纏められてるけど其の分ちょっと薄味かな。
いつ空、黒と黒の黒の祭壇、きっすみの三つをプレイ済み。
セフィロトやら異能バトルとか
今までの作品にあった要素が
ギッチリ詰め込まれている集大成的な内容。
過去の作品をやった人なら
塾の七人の名前のネタとか
キリスト教の七つの原罪とかだけでなく
シナリオの流れとかすら途中で
予想が付いてしまう人も多いかもしれない。
今までの作品から引用されたっぽい部分
或いはライターの特徴
・三竦み
・登場人物の名前に言葉遊び
・エロよりも下ネタギャグに近いエロシーン
・ちょっとくどいギャグ(私は好きです)
・嫁キャラ、幼なじみだらけ、姉妹キャラ、暴食キャラ
・異能バトル
・キリスト教の世界観、神と悪魔
・主人公が和風趣向
他にも幾つもあるかと思います。
そして今回はそれに加えて
前作ではエロシーン少なすぎ!との声に応えたのかどうか
分からないけどほぼ全員に何かしらの
エロシーンがあったり
女装男装にチャレンジしたり
色々頑張ってるなと感じます。
色々詰め込んだ割にはバランスも比較的取れてるほうでしょうかね。
ただしCDアルバムを全部自分で持ってるような
好きなアーティストのベストアルバムを
聴いたところで新曲が入ってないため
新鮮な驚きや喜びが得られないとの同様に
朱門優氏の過去作品をやってる人には
「まあまあかな」ぐらいなレベルと感じてしまう。
初心者も付いてこれるように
超展開っぽい部分や、どこかドロドロした雰囲気は
かなり抑え気味。
それでもグランドルートの先生の説明は
置いてけぼり喰らう人もいるかと思いますが。
主人公も他の登場人物の出番が無くならないように
強さは其処其処に抑えられていて
ちょっと存在薄めかも。
各ヒロインとかとの繋がりの描写も
ちょっと削られてるというか
薄められてるようにも思える。
特に憩ルートが微妙でしたけど
これはサブのライターさんが書いたからでしょうかね。
それでも先ほど書いたように
色々詰め込んだ割にはまあまあ面白いですが。
月の学園のほうが人気が高いようだけど
個人的には太陽のほうも良いと思うし。
なので初心者が
朱門優というライターのベストアルバムを
初めて買うみたいなのが良いかと思います。
そして異能バトルの部分が気に入ったら
いつ空をプレイ、
セフィロト云々とかキリスト教の世界観とかに興味持ったら
黒と黒と黒の祭壇をプレイしてみる
というのがいいかも。
あと余談ですがヨダパッチは
シベ超みたいなオチでした。