こんな物語初めて読んだ。最近の人気エロゲと違い、全く既視感がなく完璧なオリジナルが感じられる。
ここまで心に残ったものはなかった。
ストーリーに既視感が全く見られず、オリジナルが感じられて尚、輝く作品だった。
世界設定や登場人物も良く、課題も最高のもの。
初めてエロゲで涙が出た。
特に、さち、灯火ルートでは夜中の4時くらいまでやり続けてた気がするくらい感動させられた。
伏線もなかなか良く、都合よく事態が変わる事もなく悪い点がなかった。
極めつけは「とっつぁん」。あの人がこのゲームの味を最も際立たせている。
灯火ルートでは、自立する事が深くかかわっててBAD ENDを見るとより一層それが伝わってくる。私情を挟むと、灯火の可愛さは異常だった気が・・・。シチューを親に渡すシーンでは涙が止まりませんでした・・。
今までの数々のエロゲの中でも最も「人のすれ違い」を感じられたのが、さちルート。
マナとのいざこざや、さちの態度へ罰を与える賢一の姿に圧巻。
テキストには全く書かれていないのに、二人の成長していく様が生き生きと感じられる。
メインヒロインの夏咲ルートは、周りのヒロインが濃すぎるためか少し劣って見えた。
が、少しづつ仲良くなっていく雰囲気が感じられコレも良いルートだったが
もう少し、もう少しだけ「近づきたいのに触れない」みたいな葛藤と言いますか、ジレンマを表して欲しかった。
姉。絵だけで見れば一番気に入ってるキャラ。
でも、内容は絵だけでもなく孤独の厳しさがドロドロと伝わってくる鮮明なものだった。弟としての賢一に頼ってくる所なんて、ひたすら興奮を覚え
Hシーンの焦らしとか、幼少時代のハードプレイを見ただけで爆発しそうでした(爆
けど、なんだかんだ言っても一番読み入ったのは
ヒロインごとに様々な苦悩する賢一の姿でしたね。