いいんじゃね。まずこれから体験版をプレイする人にネタバレもといアドバイス。スタート直後に出てくる手紙は「切れます」。これが最初の分岐で、切ると切らないとではシナリオが全然違います。どれくらい違うかというと「かにしの」の本校ルートと分校ルートくらい違います。探偵ルートが終わって「体験版完!」では無いのでその辺ご注意を。探偵パートの担当してるライターはしげたさんですかね? 独特のテンポで主人公超賛美。青ロリの主人公を持ち上げるやり方は「プリっち」「クルくる」に通ずる物があると思います。主人公は探偵(大人)として必要なスキルを持ちあわせており、社交性良し推理良しで中々イケてる。「マジチャ」の凡庸さが取り柄の主人公とはちょっと毛色が違うかも。青ロリのボイスは無邪気さ満点で素晴らしい。庇護欲というか、彼女のお願いならもう何でも聞いてあげたくなっちゃう。7月新作の「アス永遠」のメインヒロイン落葉と同じ声優さんみたいですが、全然キャラのタイプが違うのに、しっかりハマっていて素晴らしい。「マジチャ」のおりんちゃんも素晴らしかったですが、青ロリもとい果凛ちゃんもそれに迫れる可能性を秘めているなと思いました。えー他にはシステムですか。抜刀については、まあ最初に書いた通りシナリオ分岐で大いに役立つようです。こんな回りくどい方法じゃなくても、と思わなくもないですが、剣を振るうということで主人公とプレイヤーの目線が一致するわけで、ゲームへの感情移入度を高める意味では良い試みだと思います。選択肢を選ぶという神の視点からではなく、剣を自ら振るう事で、自分が主人公である意識が高まります。この辺はわざわざ音楽パートでプレイヤーにも音楽弾かせる事で物語への感情移入度を高める「シンフォニック=レイン」と通じる物があるかもしれないですね。「ひみつ手帳」は伏線がバリバリ張ってありますので、暇があれば確認しといた方がいいです。冒頭に書いた分岐の伏線もそうですし、探偵パートの怪盗何とかかんとかの正体は、剣豪パートのひみつ手帳で9割暴かれてます(ミスリードの可能性も否定できませんが)。長くなった上にシナリオについては全然触れてないですが、まあとにかく面白い試みがたくさん含まれていて良かったです。ただの紙芝居ゲーを脱却しようとする、しげたさんとLump of Sugarの挑戦に期待が高まっています。必ず買います。あと剣豪パートはいつものランプですね。黒髪ちゃんアザトス可愛い!(08/09追記)探偵ルートに1つ(果凛ちゃん死んだふりからの)抜刀モードからの分岐があります。ちなみにエロシーンです。