morufaさんの「ねこツク、さくら。」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

近年の角砂糖作品ではかなり読み易いが、途轍もなく薄味な内容
■作品傾向タグ■


学生主人公・人外(幽霊)


■作品構成■


5回の選択肢を使った加算型フラグ管理方式
ヒロイン4名に対して5回なので、2回フラグを立てれば該当ヒロインへと分岐する
オーソドックスなタイプとなっている

双子の猫の幽霊のアキに憑かれてしまい呪縛霊の束縛により学園の外へと出れなくなってしまった
文乃を主人公や他のヒロインたちとどうにかしようと動き回る部分を共通、解決後それぞれの
ヒロインとの生活を個別に切り分けたオーソドックスな構成となっている


■作品内容評価(良かった点)■


一言コメントにも書いた通り、『Magical Charming!』以降からイマイチ冴えない作品が
続いていた角砂糖作品の中では全体的に一番マシな仕上がりとなっている

理由は単純明快、ライター陣をごっそりと入れ替えた点が一番大きいだろう
特に学園ラブコメの経験豊富な安堂氏を筆頭に、あかべぇのシナリオラインに新たな光を差し込んだ
中島氏の加入が大きく、終始非常に安定したテキストラインを構築で来ていたように思う

実際は悪かった点でも後に述べるがテーマがごっそり抜け落ちているので全体的な評価こそ
振るわないが、テーマとは関係ない日常描写の中の主人公とヒロインのやり取りは非常に
光るものがあった点だけは注釈したい

後はヒロインたちも全員非常に可愛く描かれており、特にCV配役が普段ではあまり聴かないような
演者が多く、耳にも新鮮でこの辺りは非常に楽しませてもらった
特に恋花がお気に入りで、彼女のアナザービューの内容はなかなか良かったと思う


■作品内容評価(悪かった点)■


ツキルートのテキストが他ルートに比べて質が悪い点が目についた

おそらく安堂氏が文乃、中島氏が恋花を担当したと思われるが、弥生ルートも非常に安定しており、
結果ツキルートだけが少々技量不足感を抱く形となった

後は先にも述べたが、もう単純に"テーマが弱い"、というか"無い"という一言に尽きる

今作は文乃に取りついたアキを引きはがすことを目標に活動するわけだが、まずアキが文乃に
固執する意味が全くない上に、タユタマの世界観の様に獣人が受け入れられている世界観でも
ないのに学校にネコミミと尻尾を付けた学生が授業を受けていたり、学園の外に出られるように
なっても結局離れようとしないアキをしょうがないなぁで受け入れたりと、メインオブジェクトの
扱いが雑すぎて結局メインテーマが不在のまま物語が進むので読んでいる側としては
あ~迷子になってるなぁという印象が強く残る

弥生のアキが見たいアキが見たいというのももとはと言えばオカルト好きで幽霊が見たいというのが
大本の動機だが、そもそもすでにツキを視認出来ているので何をそんなにムキになっているのかも
よくわからないし、今アキは寝ていますって言っているのに一枚絵にはちゃぶ台を囲んで楽しそうに
談笑しているアキが描かれていたり、有数のマンモス校という説明の背景がボロそうな
木造校舎だったりと突っ込み始めたらキリがない


■総評■


完成品として非常に歪な形な作品であったように思う

ヒロインのぱっと見の可愛さやそれを引き出すライター陣のテキストフローは問題ないのだが、
作品を形作るメインテーマが不在のまま話が進むので素材の味だけで楽しむ質素な料理を
味わったという印象が強く残る

正直このライター陣を囲んでこのありさまになることが過去の実績からは考えにくいので、誰かの
持ち込みテーマで無理やり書いたのではとつい邪推したくなる
特にこのテーマそっちのけで日常描写が進んでいく感じは、天野氏がディレクションした
ういんどみるの『約束の夏、まほろばの夢』とそっくりな印象を持たされるが果たして・・・

とは言いつつ最初にも述べたように長い期間ぱっとしなかった角砂糖作品の中ではかなりマシな
方なので、今作で舵取りの方向が定まりなおしてくれることを願いたい
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