amjaさんの「きまぐれテンプテーション」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

アンネのための物語
要素に視点を置いたわりかしピンポイントな考察

【呪符の損傷について】
アンネからの誘いを断り続けたときはあまりダメージなく、逆に受け入れすぎると最終的に部屋は瘴気に侵される
①部屋の様子については感知していない
アンネは、部屋の様子がおかしくなるとその時々でリアクションをとっていた
②「その場でイチャイチャ」の方が瘴気の侵食が早い
203でイチャイチャするよりも101でイチャイチャしたほうが札へのダメージが大きい
③アンネは101で寝ていた
主人公が寝ると、必ず101に戻って就寝している

上記①と②を考慮すると、「アンネが放つ呪い」がそのまま札に悪影響を与えていた可能性は低い
その上で③の行動をとっていたのは、主人公自身への呪いを危惧していたと想像できる
そう考えると、札はそのまま「主人公にかかっている呪いの大きさ」と考えることもできる

各ENDでの札の状態から考えると、浴びている呪いの大小がルート分岐の要になっていると捉えられるわけだ

ではなぜ、呪いを浴びていないと真実にたどり着けないのか
正確には、なぜ錯乱した住民たちに声が届くのか
これは、呪いを介してのコミュニケーションを行っているから(あけいろ主人公の受けた呪いとはまた別の影響か)と推測される

ただし、呪いを受けすぎると欲に溺れる傀儡になったり、「家族」になったりする


【噂でもなく鬼から生まれた鬼でもない存在】
あけいろの物語でも、目的の霊ではなく、周りの霊たちから先に成仏させていたこともあったけど、今回は呪いの影響が強すぎて、というより贄を食らって顕現した存在に成仏を妨げられていた

これまでは、人が霊を食らったり、霊が霊を食らうようなことが描かれていたため、今回のような悪魔の受肉に関する想像ができなかった


【TrueENDの考察】
①生き返ったアンネと生まれ変わる前のアンネは同一人物か
「生き返らせた人は以前と同一人物なのか」問題、この点はアンネに関しては「同一人物である」という意見を挙げる

なぜなら、「いろんな人の感情がごっちゃになっている」とアンネ自身が発言してるから
これは、境界線が曖昧であるけれども、しっかり自身の感情について複数の人物によってもたらされていることを自覚しているということを意味している
言い換えるならば、「もやもやする」て言うということは「もやもやしない」状態のことを頭の中に浮かべているということ
呪いから解放され、自分だけの感情をきちんとイメージできている、つまり生き返った際の自身の状態がはっきり意識できているということであるから、前のアンネと、後のアンネをつなげてもいいと私は考える

②アンネはどんな存在か
主人公の左腕を媒体とした、いわゆる鬼

③記憶は保持しているか
鬼は、子を産み落とす際にその記憶を引き継ぐ
だが、住民たちの思念により生まれたアンネが、生まれ変わった時に記憶を保持しているは怪しい
「あたしをまた産んでほしい」というアンネの発言からして、おそらく記憶は保持されないのであろう

④「あたしを残せた」ってどういう意味か
生まれ変わったアンネは、主人公の記憶をベースに生まれることの暗示か
つまり、1週間ほどの生活で主人公のみたアンネの姿が、生まれ変わり後の姿となる
その間、彼女はどうしていたか
ナイフを持った少女の怒り、メガネ少女への親近感、住民たちに影響された部分がないとは言い切れない
だが、彼女は彼女としての純粋な姿、夜の眷属としての振る舞いを、好意とともに貫いた
彼女の誘いに乗るか否かで、エンディングが変化するのは、この点とも強く関連するのであろう
自分と一緒に生きてくれるかもしれない人の前で、他人に縛られないありのままの自分を見せようと努力していたということだ
超健気


【結局】
様々な人たちの思念にとらわれるも、主人公の前ではそうならぬよう、「夜の使い魔」「魔女の相棒」として振る舞い、涙も何も見せない
そして過度なスキンシップをとるくせに(それが呪いの進行を促進させるのに)、最後に一歩引く
アンネの隠しきれていない願望が行動に現れている、そしてそれを主人公は見抜き救い出そうとする
この構図には、もう感動するしかなかった

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