fatenana7さんの「あくまで、これは~の物語」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

現代のSNS社会におけるミステリー(?)
・何よりまず、フローチャートが不親切すぎる。
せめて場面の題名くらいは付けておいてほしかった。
物語が開放されても、その先どこから読めば良いのかわかりにくかった。

・全体として
”ひと夏の思い出、それで終わるはずだった”
パッケージや公式サイトでも先頭に描いてあるように、物語は長いフローチャートをすべて読んだ先が本番。
広げた風呂敷はとてもおもしろそうであったが、疑問の残る点もあり、雑なエンドをここまで多く用意する必要はあったのかは気になった。

・内容について
ミステリーとして捉えるなら完全に未解決のまま、且つ不穏なまま終わるので好みのエンドではない。
ただ、あくまでこのゲームのジャンルは「シーイングミステリーADV」。
「シーイング(英: seeing)とは、望遠鏡などで天体を観たときに発生する、星像の位置の揺らぎ(シンチレーション)の程度を表す尺度である。」出典:Wikipedia
このシーイングだとすれば、肇の描いた物語に置ける登場人物たちの感情の揺らぎによるその後の変化を表しており、また公式サイトのストーリーにも「それはフィクションであるが、劇の役から見ればノンフィクションの物語。」とあるように、このゲーム内で描かれた物語はあくまで可能性の1部分でありフローチャートに収まらない膨大な可能性を示唆したのだと考えればかろうじて納得は行く。
しかし、いずれの場合も城一は真犯人にはたどり着けず爆発が起こっている事象を通らない限りは、そもそもこの物語自体が紡がれることはなかったので、ラストでまだ視線を感じる不穏なエンドになったのはイマイチしっくりこなかった。これは完全に好みだが、みんな集まっての大団円を描いたのなら、綺麗なハッピーエンドにまとめ切ってほしかった。次はどのタイミングで再び爆発が起こるのかと別の意味でドキドキしながら終わってしまい、ある意味、心の中に不発弾を抱えたままENDを迎えてしまった。続編が出ることはまず無いと思いますが、あるなら更に肇の先の世代が描いた物語になるのでしょう。

・キャラクターについて
七尾奈留氏、みけおう氏、ななろば華氏とある程度名の通った原画陣を使っているため絵柄は好きでした。塗で統一されていても、誰がどのキャラ担当かは一瞬で分かってしまいますがね。
わりと雑に入れ込まれがちなデートシーンやエッチシーンですが、意外とストライクな部分が多く終わってからもしばしCGをゆったり眺めてしまいました。その先の展開が気になって適当に見ていたのもありますが。

・まとめ
作りとしては雑な部分も見かけられたものの、構成自体は面白く、魅せ方と結末次第でもっと化けた作品だと思います。

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