比翼れんりさんの「景の海のアペイリア」の感想

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確かなものは何一つ無くて 始まりがいつだったのかさえ知らない
ブランドとしては初のプレイも、シナリオに他ブランドですが「あの晴れわたる空より高く」の範乃秋晴さんということで、かなりの期待をもって臨みました。

ストーリーは主人公たちがアペイリアを中心に作り上げた"セカンド"というVRMMOを舞台に展開され、セカンドがログアウト不可能なデスゲームになってしまい、さらにはアペイリアが囚われ、その救出に向かうというもので、どこぞのライトノベルに見たような設定です。さらには、下半身が武器になるという中学生並の戦闘パターンで、正直暗雲が立ち込めるというのはこういうことを言うのだろう、と思うくらいに当初はテンションが下がりました。

しかしそこからの巻き返しがさすがでした。ただ単のヒロイン救出ものではなく、ループする世界と真相にじわじわと迫っていく構成、難解なワードとそれを理解しやすくストーリーに溶け込ませる工夫など、シナリオ構成に関しては完成度高い出来なのではないでしょうか。

正直なところ、個人的に考察ものは中々感想を文字に起こしにくく、ストレートに感想を述べていくと一本軸のあるストーリーが最後まで生きたというのが大きいのでしょう。だいたいヒロインの名前がタイトルに入ってると一強になりがちなのですが、アペイリアを中心に他のヒロインたちが支えていく構図がはっきりとしており、それがルート分岐なく最後まで駆け抜けられる要素のひとつに思います。

主人公の名前からも伏線が見える通り、またタイトルからも想像ができる通り、ネットワークの海が大きな舞台。いくらでも広げられる世界を、繰り返すことで重ねていったことが、二次元の作品を「縦」に厚みを持たせて行くことに成功したように感じました。

あまり大それたことは言えませんが雑感としてはそんなところです。大団円というのが正解はわかりませんが、綺麗にまとまった(まとめた)のは、やはりライターさんの構成力高さに思います。

最後に。OPとEDがかなり意味深だなとは思っていましたが、プレイ後に聞くとめちゃめちゃネタバレな歌詞ですね。作詞曲とも薬師るりさんでしか出せない味に思いました。

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