melo1009さんの「魔女こいにっき Dragon×Caravan」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

ここがすごいぞvita版 ①恋ちゃんの私服 ②梢先生の制服 ③カノンちゃん(現代)の全裸 ④崑崙ちゃんの現代服 ⑤かわはぎちゅっちゅ ⑥真・聖ルートの残滓 ⑦追加エピソード1の主役はやっこちゃん ⑧END2のその後を描く最終章 ――『狂気に落ちて燃え尽きる以外の最後が、この物語には残されている』。
①恋ちゃんの私服
か わ い い
恋ちゃんはPC版じゃ制服オンリーで主に出会うのが夜で長い髪を撫でる立ち絵のすらっとした感じからどことなくクール系の印象が強かったのですが、
白と青! 透け袖! ツインテール! より強調されたうさみみ! と全力でキュート路線に寄って行った私服の破壊力は
vita版買ってよかったポイントその①を見事に貫いていきました。
その前のパジャマ映画鑑賞CGは単なるエロの代わりに用意された一枚絵って感じであんまりツボに入らなかったのですが
(あとPC版感想に書いたありすの正体実質ネタバレ会話はやっぱりここでした)こっちはサプライズ感強かったのも心奪われた理由かもしれません。
正直かなりコスプレ感強くてリアルで街中歩くにはキツいファッションでもあるんですが絵柄のおかげで許されている感。
というか今更ながらこのゲームのゆるふわとした絵柄は大分『物語』の助けになってるなあと思いました。
たとえば市川小紗さん辺りが描いた崑崙ちゃんが「ジャバジャバジャバジャバ大好きだ!」とか「うがー! うがー!」とか騒いでたら
そんなの…そんなの…アリかも…。


②梢先生の制服
か わ い い
制服。勿論碧方学園の学生服です。皆が着てるのと同じやつです。
うわきつって思ったな? しかしそこは上記した通り物語の絵柄が助けてくれます。若干このCGの時だけ更に若返って見えなくもないですが、
そもそも年相応のCGなんて求めたらありすちゃん(老)にハートブレイクショットかまされるのがこのゲームですし。
なんかそう考えるとやや皮肉の込められたイベントのような気もして手放しにかわいいかわいい言ってていいものか…

『誰がおばさんだぁ!』
『おねーさん! ノットおばさん!』

か わ い い (考えることをやめた男の顔)
追加イベントの内容はちょっと後述するとして、中の人が相変わらずいい仕事しています。
鹿野まなかさんはこれ以外ではpiecesのありすちゃん(このゲームのレビューでこの名前はややこしい)でしか遭遇したことないのですが、
かたや子犬系後輩少女かたやキャバ嬢の先生と幅広い役柄を演じつつどちらもハマり役でもっと声をお聴きしたい声優さんの一人です。
ありすちゃんのガチモード子守唄がすごい綺麗な声で思わずお気に入りボイスに登録しちゃったくらい好きだったんですが
あれ本人歌唱だとしたら歌の方もかなりいけるのではないでしょうか。ソムニウムありすちゃん歌唱版はよ…はよ…


③カノンちゃん(現代)の全裸
お っ ぱ い
(現代)というのが重要
残念ながら移植版なので今作でも現代カノンちゃんとのHはありません。ありませんがそれなりに追加イベントは貰えました。
その一つがジャバウォック王との密林お風呂デートになります。
ちなみにそこに至るまでの校内掃除イベントではジャバウォック王の貴重なメイド服姿(CGはない)も拝めます。
やっこちゃん編で驚愕の新事実が明らかになったりと移植版で色々と新たな方角に目覚め始めているジャバウォック王…。

『メイド属性を奪われた私なんて、何の個性も価値もないキャラになってしまいます』
『時々思い出したように、何%です……とかつぶやくだけの、お天気キャスターのなりそこないみたいなキャラになってしまいます』

そして案の定最終章ラストで見せ場をおばあちゃんに奪われるカノンちゃん。やっぱり不憫な娘よ…。
『へきほうさいー!』の滅茶苦茶気の抜ける声が大好きだったよ…。


④崑崙ちゃんの現代服
(*`・∀・´*)<変なTシャツヤロー!
そんな印象があったけど見返したら別にwelcome to hellとかは書かれてなかった。ウサギドクロだった。意味は見れば分かる。
崑崙ちゃん追加イベではPC版では不透明だった彼女のバックボーンが語られ、
更には王に恋をした理由、そしてその流れでアリスに寄り添うことを選んだ理由についても掘り下げられています。
この崑崙ちゃんの価値観というものがアリスエンドにも通じる『魔女こいにっき』の掲げたテーマの一つであったような気がしないでもありません。
しかしガチ聖女を出されてしまっては自称天使()さんの立つ瀬がないのでは…。


⑤かわはぎちゅっちゅ
かわはぎちゅっちゅ


⑥真・聖ルートの残滓
※ここから妄想注意

PC版レビューにて『周防聖は新島夕にそっぽ向かれたリアル捨て子』とかいう電波を飛ばした私ですが、
vita版では彼女のルートに二つの新規イベントが追加されています。
片方は新しく作った巨大棺桶に王と聖ちゃんが一緒に入って(パジャマ聖ちゃんの添い寝CG有り かわいい)王が〇〇するというしょうもない内容
(でもまさに私が想像していた聖ルートの光景でもあったり…)でもう片方は王と聖ちゃんがプールでいちゃいちゃする話になるのですが、
先程から『王』と称している通り、この追加イベントではPC版聖ルートにおいて別人と化していた桜井たくみ君の性格が
ジャバウォック王のものへと戻っているように見受けられます。少なくとも聖ルートのライターが書いたものではないのは間違いないです
(あの鬱陶しい『!』多用がないので)。新島さんが書いたと断言出来ないのはPC版でも触れた条智涼介さんの存在があるからです。
条智さんがvita版に協力しているという情報はありませんが(何しろtwitterを覗いても梢先生ルート書いたこと以外リツイートしかしていない謎多きお方)、
とにかく聖ルートにジャバウォック王が帰ってきたということが重要なのです。その結果何が起こったのか。
まずは最初の追加イベント。先程伏せた〇〇というのはぶっちゃけ放屁のことなのですが、
くさいくさいくさいくさいと散々悶えた末に聖ちゃんが放ったのがこの台詞。

『私は確信しました。他人を信用してはいけない。最後の最後で、手痛く裏切られて、とても臭い目にあうと学習しました』

ジャバウォック王の所業、そしてPC版における聖ルートの結末を知る我々にとってはドキリとさせられる台詞です。
ところがこの台詞が放たれた直後、第二の追加イベントが発生します。たくみ君との交際で何やら自分が汚れてきたような気がすると言い出す聖ちゃん、
そんな彼女を沐浴(穢れを払う目的の下に行われる、宗教的な意味合いの強い入浴。禊のようなもの)と称してプールに連れていく我らが王。
勿論内心下心丸出しなのですが、『ふむ……まぁ、かまいませんが』と聖ちゃんは王の提案を受け入れてしまいます。
おいおい聖ちゃん、さっき他人を信用してはいけないと誓ったばかりじゃないか。そんな私のツッコミをよそに、
連れていかれたプールで即席懺悔室を開いて天使の水着姿に心奪われた男たちの罪を赦していく聖ちゃん。
なんか書いてて気付いたが梢先生の追加イベントと似たようなことやってるぞ聖ちゃん。ちなみに梢先生の追加イベの詳細は
『女学生を狙った悪質なホストの勧誘に待ったをかけるべくJKに扮した梢先生が夜の街でおとり調査』というものだったのですが、
自らの容姿で男たちを釣り上げていくという過程は同じながらも、
罪を暴くために餌を垂らした梢先生と自らに向けられた欲情の意味にも気付かず罪を赦してしまう聖ちゃんの対応はどことなく対照的で、
『この免許証が目に入らないか!』と梢先生に素性を明かされた男たちが梢先生をおばさん呼ばわりして批難すること、
聖ちゃんに釣られた男たちは己の浅ましさを悔いるように自分から罪を告白していく様などもそう感じさせます。
なんかまた新島さんのメタ的狙いを感じてしまう描写ですがとりあえずその辺の隠された意図は実際にプレイした皆様方に判断して頂くとして(ステマ)、
水着姿の聖ちゃんが最後に告解を求めたのは、誰あろう桜井たくみ、ジャバウォック王でした。

『迷える子羊の中にいて、ひときわ腐臭を漂わせているのは、やっぱりあなたですよ。いろいろと、告白すべきことがあるはずです』

聖ちゃんの猜疑心は失われていなかった! ということで、先の男たちと同じようにスケベ心の白状を迫られるジャバウォック王。
しかしここで『エロ目的でプールに連れてきたこと』ではなく『桜井たくみ=ジャバウォック王の人間性の問題』へと
論点をすり替えていくのがジャバウォック王の巧みなところです。駄洒落ではないです。彼の懺悔はこのような形になりました。

『俺……好きな人がいて……』
『その子はすごく真面目で、俺の言うことを、素直に受け入れてしまうんだ。それで……時々調子にのっちゃって』
『バカなこと言って騙したり、してしまうんだ』
『もちろん、よかれと思ってしてることだけど、やっぱり……ごめんって』

さて、またしても意味深な台詞回しです。単に水着姿を堪能しちゃってごめんなさいの意で発せられたものとは到底思えません。
彼が好きな人。彼の言うことを素直に受け入れてしまう人。彼がバカなこと言って騙してきた人。彼が謝りたい人。
これは本当に、周防聖一人に向けられた懺悔の言葉だったのでしょうか。この瞬間、彼は彼が愛してきた全ての娘たちに向けて謝っていたような気がします。
それはさておき、これに対する聖ちゃんの解答です。『きっとその子は許してくれますよ』と聖ちゃんは答えます。
『神じゃなくて?』『え!? あ、あぁ……そうです。神です。神は許してくれます』かわいい。かわいいけど重要なのは次の台詞です。
『それに、どうやら……』

『その子は、騙されるのも、そんなに嫌じゃないみたいです』

『他人を信用してはいけない』『騙されるのも嫌じゃない』。一見矛盾した二つの主張が続けて打ち出された訳です。
『最後の最後で、手痛く裏切られて、とても臭い目にあう』とまで言っているのに『そんなに嫌じゃない』。それは最早ただのマゾ豚では?
ならばどちらかが嘘なのか、或いは強がりなのか。この後の聖ルートの展開を考えれば後者がそう見えます。
二人で一緒に赤ん坊を育てて世界で一番いい匂いのする家族になりましょうと訴える聖の手を取らなかったたくみ君、
そんな彼に向けられた『あなたも臭いですっ! 私の敵ですっ!!』という悲痛な叫び。これは流石に『そんなに嫌じゃない』娘の反応ではないでしょう。
これが演技だったとしたなら聖ルートの全てを信じられなくなります。信じられなくなります。
が。
PC版レビューにおいて、私は一貫して『聖ルートの桜井たくみはジャバウォック王とは別人である』という主張をしてきました。
同様に、『本当に別人になってしまったのは周防聖の方である』という話もしました。というのも、
共通ルートで描かれた厭世的な聖職者の周防聖さんと聖ルートで描かれた天使で幼児の周防聖ちゃんがどうにも=で繋がらなかったからです。
故に、聖ルートにおいてジャバウォック王と周防聖の恋物語なんてものはこれっぽっちも描かれていなかったというのが私の考えなのです。
ではあれはいったい何だったのか? 捨て子を介して育まれた偽りの家族関係を桜井たくみはこう称しました。『ままごとのような生活』と。
つまりはそういうことです。ジャバウォック王、そして周防聖にとって、聖ルートというのは一種の『おままごと』だったのではないでしょうか。
では何故そのようなことが起こったか。別ライターが、新島夕がというゲーム外の考察は散々してきたので、
ここは一つゲーム内での描写から改めて考えてみましょう。時計坂姉妹ルートその1、王と零ちゃんの舞踏会潜入捜査イベントにおいて、
ガスマスクを付けた聖ちゃんが魔女こいにっきについて訳知り顔な解説をしていたことを皆さん覚えておられるでしょうか。
その後拾われなかったために投げっぱ伏線の一つとして扱われている感のあるこのイベントですが、聖ちゃんはこのときこんなことを語っています。

『魔女こいにっき?』
『聞いたことがあります』
『やめた方がいいですよ』
『あれは、悪魔の書です』
『竜の書なんて、かっこいいネーミングにすれば、男の子が興味を持つのも無理はないのでしょうけど』
『あれは、竜なんかじゃない。悪魔の姿です』
『それでも、見るからに恐ろしげにこちらを威嚇してくれる分、まだましでしょうか』
『もっともたちの悪いのは、とてもそうとは思えない。美しく、物分かりのいい顔をして近づく、悪魔です』
『魔女は文字通り魔女なのです』
『人の魂を食い物にする生き物です』
『ゆめゆめ忘れないように』
『悪魔とは異形ということです。それは必ずしも、恐ろしいものとは限らない。美しい異形もある。人はそれを神秘と履き違える』
『それをゆめゆめ忘れないでください』
『魔女は魔女。人を、悪魔にするのが生業です』

さて、プレイ中にこの一連の台詞を見たとき、『物分かりのいい顔をして近づく美しい悪魔』については皆さん思い当たる節があったことだと思います。
他ならぬジャバウォック王のことですね。しかし、この時点で『人の魂を食い物にする魔女』の正体まで掴んでいたプレイヤーはまずいないでしょう。
『魔女こいにっき』に綴られた少女達の一人一人に自己投影し、何度も何度も何度も何度も恋をしてきた少女、アリス。
他人の恋を我が物にするというその所業はまさしく、『人の魂を食い物にする』という行為だったように思えます。
つまり、この時点で聖ちゃんは魔女こいにっきの何たるかというものを完全に理解していたということです。
そんな聖ちゃんが黙って魔女こいにっきに自身の恋物語を綴られるでしょうか。答えは否でしょう。
ならば、魔女こいにっきに対抗すべく聖ちゃんが取った手段というのは一体何だったのか。
その答えに当たるのが、聖ルートにおける別人と化した二人だったのではないでしょうか。
ジャバウォック王とは似ても似つかないエロゲ主人公の一人と化した桜井たくみ君と、『天使』という一要素だけを強調するように弄り回された周防聖ちゃん。
周防聖はそんな二人のハリボテ染みたラブコメを用意することで、自身の恋を食い物にしようとするアリスの目を誤魔化したのではないでしょうか。
そう考えると、聖ルートに『あっちゃん』の爆弾が仕込まれていたことにもまた意味が生まれてきます。
ひょっとしたら崑崙ちゃんとの共同作業だったのかもしれません。そろそろ妄想が行き過ぎてきたでしょうか。この二人の絡んだシーンって作中にあったっけ…。

そういえばPC版レビュー書いてたときは気付かなかったんですが、私が執拗に聖ルートの桜井たくみ≠ジャバウォック王を推す理由がもう一つあります。
聖ルートでたった一ヶ所だけ、『これは新島さんが書いたのでは?』と思ったシーンがあったのです。
たくみ君がデート前に聖ちゃんを自分の家、即ち南乃理容室へと連れ込み髪を切るシーンです。ここだけ明らかにそれまでと雰囲気が違うんです。

>ふと……こんな静かな時間だからこそ、俺ははじめて、聖に尋ねたくなった。
>たくみ「ねえ……」
>たくみ「聖は何者なんだ」
>振り返った聖は、いつもの笑顔で。
>聖「言ってるじゃないですか」
>聖「天使ですよ」
>聖は、俺の視線をそらすように、ふっと柔らかく笑う。

静かな時間。あの鬱陶しい『!』が取っ払われ、淡々とした口調で語り合うたくみ君と聖ちゃん、いえ、ジャバウォック王と周防聖。
『聖は何者なんだ』という問いは、上記の舞踏会、魔女こいにっきについて語っている時の聖に対しても発せられたものでした。
この瞬間だけ王の周防聖に対する認識は、常識知らずの困った幼児からミステリアスな謎の少女へと戻っていることが窺えます。
そして聖ちゃんは自身がゴミ溜めに捨てられていたことを語り始めるのですが、
その後一切触れられなかったもう一つの真実について、改めておさらいしておきましょう。全部引用するとまた長いので今度は一部だけ抜粋。

『けれど、ある男の人が通りがかったときに……私を見つけてくれました』
『その人は、私をごみだめから拾い上げてくれて……やさしく、顔をふいて……』
『それで、ある理容室に連れて行ってくれました』
『だけど、どうしても、匂いがとれなくて。私は泣いていました』
『そしたら、その男の人が、髪を切ってくれました』
『髪を切りながら、私に語りかけてくれました』
『臭いがしみこんでいるのは、この髪だよ、と』
『きれいにカットして……そして、やがて新しい髪がはえてくる』
『そしたら、きっと君は生まれ変わっているだろうって』
『なんででしょう。ずっと忘れていたんですよ。そんな思い出……』
『だけど、ふと、この理容室で思い出しました』
『大切な思い出だったのに』
『あの人は、神様だったのかもしれません……』
『いえ、きっとそうです』

さて、この聖ちゃんを救ってくれたカリスマ理容師。どう見てもジャバウォック王でしょう。
こんな気障ったらしいこと言いながら髪切る男が世界に二人もいるとか考えたくありません。
しかし、このイベントが終わった後で発せられた桜井たくみ君の証言はこちらになります。

『ゴミだめに捨てられていたなんて……物心つく前の、現実味のない記憶の一つと思っていた』

何故たくみ君は理容室での聖の発言を『現実味のない記憶』と切り捨てたのか。何故周防聖は理容室に入るまで王との思い出を忘れていたのか。
それは、理容室での出来事自体が聖ルートにとっての非現実、即ち聖ルートに現れる筈のない神によって書かれたエピソードだったから。
PC版レビュー書いてた頃は桜井たくみ君憎しで単なる畜生ワードに認定してしまったこの台詞ですが、
これこそが聖ルートの桜井たくみ君≠ジャバウォック王であること、また理容室シーンが新島夕によって書かれたことの証明になるのでは、と私は考えています。
そろそろお薬の処方が必要になってきたかもしれません。ていうか聖ちゃん考察だけで文字数食い過ぎました。こんなん誰にも読んでもらえへん…。

とにかく、PC版聖ルートをコレジャナイ扱いしていた私にとって、vita版で追加された二つのイベントというのは、
ささやかながらも紛れもない、ジャバウォック王と周防聖の逢瀬の時間だったのです(強引に纏めに入ろうとしている男)。
これもまた『あっちゃん』や理容室での1シーンと同様に、アリスちゃんに見逃された二人だけの時間だったのだと勝手に脳内補完しておきます。
いい加減に終わらせて次に行こう、次。

Q.結局聖ちゃんの扱いは筋金入りのマゾ豚ってことでいいの?
A.いいよ!


⑦追加エピソード1の主役はやっこちゃん
⑥で熱量を使い過ぎたので箇条書きダイジェスト。もうちょい突っ込んだ話が聞きたければmizukuさんのレビュー
(http://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/memo.php?game=22469&uid=mizuku)を読みましょう。

・王「男ともしました」
・恋心と友情は別腹なんだよというお話(王崑崙アリスの関係にも繋がってくる話だと思いました)
・やっこ「私達らぶらぶなんだいぇい」
・だけど、それを、どうしてどんな思い出よりも、愛おしく思い出すんだろう。←なんでか知らんけどここで泣いた
・やっぱそっちかーい


⑧END2のその後を描く最終章
さて本題です。前フリに大分時間を使い過ぎてしまいましたが本題です。
本題なのですが、流石にこの話についてネタバレ全開で語ってしまうのはあまりに未購入者に対して優しくないと思ったので
なんとか上手いこと核心的な部分は避けつつこの物語を読んで感じたことを語っていきたいなと思います。
そのスタイル上多分⑥よりは短く済むと思います。もう少しだけお付き合い下さい。

さて、PC版レビューにて私はあのEND2のことを"『魔女こいにっき』という物語にぶちまけられたアリスちゃん渾身のうんこ"であると主張しました。
で、黒の章というのはそのうんこを洗い流すお話になります。ですのでEND2をうんこと感じなかった人は見る必要ないと思います。
まあ真面目な話をするとあれもアリスちゃんなりに必死こいて捻り出した愛のカタチであることには間違いないので、
それに心打たれた方がいたとしても何らおかしなことではありません。ただ、私はその愛情表現の踏み台にされたものを大事にしていたので、
ちょっとその足どけてくれますか? と思っていた訳です。そう思っていたら相手の方もこれは大変失礼を致しました、
よく見ると中々良いものですね、と一度踏みつけたものの良さを分かってくれたようです。イイハナシダナー。
なので100点。そんな感じ。
当然反論もあるでしょう。その人が私の大事なものを踏みつけてまで主張したかった想いはどうなったんだよ! と。
『黒の章』というのは、その想いと踏みつけたものの美しさを測りにかけて宗旨替えするまでの話みたいなものです。
なので言いました。うんこと感じなかった人は見る必要ないと。
貴方が求めている物語はここにはありません。それはうんこではなく宝石です。そのまま大事にしておくべきです。
そして、彼女にとっても間違いなくそういうものでした。にも拘わらず、彼女が『黒の章』において導き出した結論はああでした。それは何故か。

『きっと少しばかり、楽しんだからかもしれないね』

故に私は、この『黒の章』が収録されたvita版は、紛れもなく『魔女こいにっき』という物語のファンディスクであったと主張するのです。
『魔女こいにっき』という作品の印象が、あのEND2によって全て塗り潰されてしまった人。
『Dragon×Caravan』は、そういう人にこそ手に取ってもらいたい一作です。


~以下致命的なネタバレにならない範囲での内容紹介~
・『ちくたくちくたく言い続けるだけでもいいの、あなたの声なら、私はどんな風にだって補完しちゃうから』
 まるでちょっと上で妄想垂れ流してる誰かみたいだあ…
・私「これありすちゃんだったらなんだいなんだいって言うところだなあ」甘楽ちゃん「なんだいなんだい」私「ファーwwwwwwwwww」
・猟奇殺人鬼と化した美衣ちゃんすき
・甘楽ちゃん(また死んだかな……)
・『魔女こいにっきを手放せ』
・なんで風呂掃除CGの甘楽ちゃんと崑崙デフォルメなの…
・甘楽と崑崙って二人の名前並べるとからんころんって感じで好き だから何って思われるかもしれないけどすき 繋がりを感じる
・しかし甘くて楽しいって名前もまたアレだ
・甘楽ちゃん「どいつもこいつもクズなんだ」おかーさんまでその括りに入れちゃうのはちょっと可哀想じゃないかなあ
・『私達、友達だったわ』やっこちゃん編はこの時のための伏線みたいなものだったと思っています
・『楽しいことを、思い出そう』ここで花びらとりぼん流れ出すのホンマズルいと思う
・最後の展開からすっごい感じるホロウアタラクシア臭
・ずっと思ってたけどクソデカフォントの使い方おかしいよォ!!


『黒の章』を読み終えて戻ってくる、最後のタイトル画面。
そこに映っているものこそが、『Dragon×Caravan』が『魔女こいにっき』本編のプレイヤーに届けたかったものの全てだと思います。
願わくばこのレビューを読んだ貴方もまた、新たな真田甘楽の一人となって、『魔女こいにっき』の物語へと飛び込んでくれることを願って。
fin.

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